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    宇宙での 生活その他を 適当に
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新恒星日誌 01

Act1
「各部署、チェック済んだか?異常は無いか?まぁ慌てるな、ゆっくり
 じっくり確認してから報告してくれ。」
「提督、クルー達もカンを取り戻すのに戸惑っとりやすが、まぁチョイと
 転がせば問題なんかありやせんぜ。そら、リアクター準備完了でさぁ、
 んだば、参りやしょうか、全周モニター異常なし、いい光景ぜよ」
「了解だ、アポカリプス級ベネルクス、ステーションより発進せよ」
「Stationから発艦許可出やした、久々に行きますぜ」

古ぼけながらも鈍い光彩を放つその黄金の城塞はTash-Murkon-Prime
からゆっくりと首をもたげ、宇宙に飛び出した。
ベネルクスの電子炉をフルパワーにし、我々はとりあえず操船技術の
コツとかカンとかを取り戻すべくステーション上宙にて、ささやかな復活祭
と戦艦軌道演習を行った。

「よし、とりあえずアレだ、初めて我々が行った場所に行こうか。。」
「方位V-11に進路修正、WarpDrive起動、総員、衝撃に備えやがれ」

初めてRookieShipで行った訳で、私が副長やその他クルー達と
行動を共にし始めたのは初の巡洋艦、Arbitlatorに乗ってからだ。
とはいえ彼らは私と会う以前も船乗りとして長い間活躍してたのだ。

宇宙は何も彼も懐かしい、周辺を警備するAmarrNavyの艦隊、
定期航海を行うキャラバン、そして40AU先に輝く、目を焦がす太陽。
そしてあの馬鹿共、、コンコルド綜合警備保障の戦艦艦隊。
私が初めて行った場所、私じゃなくても全ての、宇宙に初めて出航した
船乗りが目指す場所、アステロイドに到達した。

IDSの艦隊がアステロイドの円の中心に並び長時間の採掘を行う中、
団子にたかる蝿のようなフリゲート部隊がチョロチョロとそのおこぼれに
預かろうと、所狭しと飛び回っている。相変わらずの光景だ。

「まぁしかし、宇宙と全米を震撼させたDKSN提督と言えど、地上で
 暢気に寝っ転がっていやしたから今はただの戦闘スキルにばかり偏った
 ヘンテコ提督でやすね、また色々本読んで貰わないとあっしらがまた
 爆死するハメになりやすから、あんじょうたのんますぜ」

「まぁ待て、ヘンテコ提督とか”また爆死”とかだな、今まさに我々が
 奇跡の復活を果たして大海原に乗り出した瞬間に言われる言葉
 ではないと思うぞ副長。とりあえずな、前に地上に降りた時の反省
 というか私以下クルーの生活方針を変えるのだ。未だにPKCorp
 共の狂ったようなマンパワーには何とも歯が立たないがしかしだ、
 それでもやはりJMSの旗印を掲げたかつての自分たちを自分自身
 で裏切る訳には参らんさ、宇宙船運用は大事だが、とりあえずだ、
 砲撃Skillを停止してMissileOperation系統の充実を図ろうかと
 計画している。Agent達が投げてくる仕事も昔の報酬よりなんだか
 ゼロが1個多くなってて儲かりそうだ。BSでチマチマ岩ほじくってる事
 もまぁそれはそれで良いだろうが、戦闘機動のカンを取り戻すのが
 まず1番であるわ。その間に色々思い出せばいいさ」

「Missileも随分と取り決めが変わっまったようですぜ、Missileの連射
 やら被弾した敵機の速度が落ちる技能やら爆発半径の拡大、
 爆発速度の改善、追加して学んでおけば良い事ありそうでがす。
 さらに個別にAddvancedなカテゴリのMissileも増えやしたが、是は
 まだ、あっしらには関係の無ぇ事で御座ぇやす、まずは基本Skillを
 完全にMasterしてから、話はそれからって所でやすな」

Missileに問わずほぼ全ての火器統制Skill群は細分化され、専業化
が進んでいるようである。技能の特化を推進しキャラクターの個性を
上昇させようという努力は解るのであるが、結局時間がかかっていた事
がもっと時間がかかるようになってしまっただけだろう。

「うむ、細かい説明ご苦労。とりあえずAmarr王立大学に立ち寄って
 その辺のSkillを片っ端から購入するとしようか。と、今気が付いたが
 Lerning系SkillをまだALL5にしてなかったな、、、これも早急に5に
 しておかないと行かんわ、頭良くしておかんと何事も始まらんな」
「まぁ金があったらImplantっていう手段もありやすし、時間はまだまだ
 たっぷり残っておりやす、気長に覚えて行きやしょうぜ」



Act2

艦内を改めて見渡すとUIの改善がかなり図られている事に気が付いた。
インパネ、コンパネは随分と簡略化されながらも依然と同じ操作系統を
維持しその使用には何の問題も無さそうだ。更に艦長毎にカスタマイズ
出来る幅が広がっているので、いわゆる俺コックピットが可能である。

「提督、すげぇ時代ですよ、もうあちこちのよく解らねぇパネルをこう
 ポチポチ押してあっち行ったりこっち行ったり船を動かす時代じゃぁ
 ありゃぁしない、いまやコレ、このコンパネ1個で全部動きやすぜ。
 って全くをもって、あっしらは浦島太郎ですな」

「・・なんかこう、超未来宇宙伝説っぽい戦闘室のインテリアってのは
 無かった物なのか?しち面倒臭くても良いから全然読めない計器
 とか倒したら爆発しそうなレバーが沢山並んでいるとかだな、、」

「提督、どうせまたPKとか警察に撃沈されるんですからもう何でも
 ええじゃぁありやせんか、何も無い方が怪我も軽いですぜ」

「”どうせ”ってオイコラ、、、、ふふ、副長に悪態付かれるタイミングも
 何だか思い出して来たな、、、、ふふ」
「へっ、、、提督、あんじょう頼んますよ」
「、、、ありがとう」

最も驚くべき事は操船、生活、戦闘においての詳細な手順説明を
してくれるTutrialSystemが完全日本語だった。
いい時代になった物だホント、昔だったら辞書片手に聞きなれない
QueensEnglishを調べて調べている間に爆死とかしてた物であるわ。
まぁ私はその辺をさすがに覚えているし画面鬱陶しいので消したが。

Emurayurの大学にて一通りのSkillを入手したのでこれをTashの
倉庫に放り込んできた。とりあえずAgent達から仕事でも貰おう。
帝國領も最近は随分と物騒に成ったらしい。SolarSystemには
どこもかしこも幾つかのPiratesの拠点が出来上がっていたり、また
宿敵というか我々Amarrianからすれば劣等民族であるGallente
やMinmatarの前哨基地である隠れStarGateなんて危なっかしい
物もポッポコと設置されているそうだ。ああ是が宇宙に冠たるAmarr
の姿であろうか。和平条約を結んで星間戦争を辞めたとはいえ、
水面下でグリグリと攻め込まれているではないか。
やはり私が戻ってきて正解だったようだ、私が戻ってきたからには、
GallとかMinmとかPirateとか、もう全部まとめてぶっ殺す。

「提督、うちのD9GLは殆どGallとMinmですぜ」
「あ、、ゴホッゴホッ、、」

そんなこんな、ってどんなか解らんが、我々はLv2のAgentからKill
Missionを受け取って肩慣らしに行く事にした。こっちは戦艦であるし
どう考えても、それこそデッキから離れてラウンジでQuefe飲みながら
爆睡でもしない限りは撃沈されないはずである。
Tash-Murkon-Prime近郊に拠点を持つSanshaの奴らを適当に
蹴散らして来いというのでベネルクスにて急行。

「PiratesRats6機を確認、物凄い勢いで突っ込んで来やす。
 この風景も昔に随分アステロイドで拝んで来やしたなぁ」
「まったくだ、じゃ、とりあえず全砲門、全ミサイル起動せよ、適当に
 自由射撃開始。この距離なら無傷で全機撃墜だろう」

砲戦距離90kmから4分間、延々とLaserを撃ち続け、カーゴ回収
が馬鹿馬鹿しい位の距離にて戦闘は終了した。
Lv2のMissionは本来CruiserClassが担当する仕事であるから、
なんとも歯ごたえの無い戦闘であるのは致し方ない。
Lv3Missionは戦艦か、または新技術により出現した戦闘巡洋艦
が担当、Lv4のMissionとなると戦艦でも歯が立たないので今度は
艦隊を組んで難敵に立ち向かって行くそうである。
そんな難敵を自分の直轄領内にまで入れてくるんじゃない。

「とっととLv3Missionと言いたい所であるが、暫くはLv2Missionを
 こなして金をためつつStandingも上げていこうかと思う」
「ようおすな、領内で顔が利くようになれば出合った事も無い奴らに
 も仲良く出来たり直接仕事をしている会社とよろしくやっていけたり
 良い事尽くめでやすよ、このベネルクスも戦艦でありながら装備は
 まだまだヒヨッコのパッパラパーでありやすし、その辺の設備投資資金
 も貯めない訳には参りやせん」



Act3

で、もう戦艦にカビが生えるくらいLv2Missionをこなしまくった。
しかし作戦成功報酬に敵機撃墜のBounty、さらにカーゴ回収による
ガラクタ溶解で得たMineralの売り上げを全部ひっくるめて報酬だと
考えると、10回もMissionを行っていれば数百万Iskもの儲けになる
というのは凄いことだ。戦艦でMissionしとるので脚が遅い、これが
Mission連続して請け負う時の大幅なLossになっているんで本来の
CruiserやBattleCruiseで遂行するならばもっと多額の報酬を同じ
時間で入手する事も不可能ではないだろう。
戦艦と彼らの火力の差は歴然としているのであるが、小回りと高速
性能を盾に突撃戦闘をするのが基本なので何とかなるはずである。

「提督、また何か考えておりやすでしょう」
「ああ、でも今回はまともだぞ、ホントだぞ、Lv2Missionは巡洋艦や
 戦闘、、いや重巡洋艦って言った方がしっくりくるな、まぁソレらで
 行ったほうが良いなって事だ。で、金も結構貯まったことだし副長、
 装備を一新して、ここは一つ我々は」

「Lv3Missionに行こうかと考えているがどうか、と言いいやすな」

「Lv3Missionに行こうかと考えているがどうか、、、、はっ!副長、
 よく解ったな。その通りだ、戦艦をいたづらに勝てる相手にばかり
 使うのは何とも情けない話じゃないか副長。やはり銀河英雄と
 言う者はだ、こう自分よりも強かったり圧倒的な数の敵宇宙船
 を目の前に正義の鉄拳を振り下ろすものだろう、だから、だ、
 本当の戦いをしようじゃぁないか」

「提督、それはちょっと生き急ぎ、いや提督の場合は死に急ぎすぎ
 じゃぁござんせんか?戦艦乗ってるからLv3ってのは道理でやす
 がしかし、操船の王道としちゃぁ戦艦降りて巡洋艦で互角の戦闘
 をして慣れてからの方が装備の面でももっと熟考出来やがる様に
 なるって寸法だとあっしは思いやすよ」

「おお、なんか凄いマトモな発言だな副長、マジレスされるとぐうの音
 も出ないわ。解った、んでは適当にArbitlatorでも買ってみてDrone
 も交えて今一度戦闘機動を復習する事にしようか、、Droneの存在
 をすっかり忘れていたな。こいつらも相当進化してるのか?」

「へい、Droneも更なる技能特化が図られてやすよ、気張って学習
 すりゃぁ下手な重フリゲートよりも頼りになるって話でありやす」

で、DroneのSkill群を見てるとこれらを完全にマスターすれば恐ろしい
戦闘機部隊を操ることが可能だと理解したのでSkillを大人買い。
そしてArbitlator購入。Amarrでは今はArmorTankという増加装甲
の化け物の様な艦船設計がメジャーだそうで、どうやら増加装甲に
あった速度低下というペナルティが無くなっているかららしい。
私も買った巡洋艦に1600mmの装甲をグルグル巻きにして一通りの
装備をそろえた。軽空母の癖に下手な重巡洋艦よりも強そうだ。

「提督、AgentからGallenteのNavyを叩っ殺して来いって連絡が
 入っとりやすよ、海賊と違って奴さん、正規の海軍でやす、ケツに
 気合入れてかからんとあっという間に轟沈ですぜ」
「うむ、Amarrの繁栄と威信を守る戦いって言うのはこういう作戦を
 いうのだな、早速巡洋艦で突撃だ、MissileにDroneもあるから
 大体何とかなるだろ?ぱぱぱっと撃ち倒してQuafe割りで乾杯と
 行こうじゃないか、副長、北北西に進路を取れ!」

20分後、パパパッとDroneを全滅させられ、巡洋艦火達磨。

「提督、こりゃぁやばいってもんじゃぁありやせんぜ、装甲が全損、
 とっと退避しちまわねぇとまたあの玉子みてぇな乗り物にのる羽目
 になっちまいやすよ。ホラ、Missile発射ボタン連打してないで」
「ええい畜生と思いつつもさすがは正規の海軍だな、、フリゲート
 を全滅させたところまでは予想通りだったがまさか、クルーザー
 が2000m以内にまとめて追加されるとは思わなんだぞ、、まぁ
 いい、体勢を整えて雪辱だ!WarpDrive起動、Stationに戻る」

WarpDriveがActiveになり、一気に加速する。
ShieldもArmorもとっくに無くなって、Hullもあと一発食らったら
大爆発轟沈寸前の状態だ。我々はギリギリでワープに入る事に
成功した。その時、ヒョロヒョロと飛んできた敵のSmallレールガン
の弾丸がペチっという音と共に我々の巡洋艦のHullを貫いた。



Act4

「副長、今の音はなんだ」
「へぇ、どうやらとどめの一発が当たっちまったようで、ほらアソコ、
 弾丸がギュルギュルと物凄い音を立てて突っ込んでおりやす」
「副長、つまりは、なんだ」
「提督、もう喋ってるヒマも無ぇですから、さ、ポッドに行きやしょう」
「Amarr戦闘艦のリーチを生かす事の出来ない戦場、増えたな」
「まぁ今までのアドバンテージがありすぎたって事なんでやしょうな」

Arbitlator、Warpの真っ最中に爆散。

「提督、お言葉ではありやすが、結局”また爆死”しやしたぜ」
「ゲホッ、、世知辛い世の中になった物よのお副長、仕方ない、
 こんな作戦で巡洋艦沈めているようでは戦艦でウマーするのは
 まだまだ先にせねばならんなぁ。しかし巡洋艦でもあの作戦は
 少々きついぞ、フリゲート17隻にクルーザー3隻まとめて相手に
 するには上位の船が必要だと思わぬか」

「まぁ上手に操船すれば、、いや何でも御座ぇやせん、ですなぁ、
 ここは一つ、大枚叩く事になりやすが、重巡洋艦なんて買うって
 のはどですかでん?」
「何語だよそれは、どれどれBattleCruiserっと、出た出た。うお
 高いなコレは。2400万Iskか、、その分硬いし随分といじり甲斐
 のありそうな船だな、、よし、決めた。というかもう買った」

我々はAmarrのBattleCruiserを購入してとりあえずな武装を
満載、そしてさらに新兵器というか新道具のトラクタービームを
装備してみた。どれ位便利な道具かというと射程20km以内の
カーゴなら磁石の力だ鋼鉄ジーグ違う磁石で引っ張る事が可能
だという夢の超時空王様のアイディア。良い時代だとつくづく思う。

で、さっきのMissionをAmarr船のLaserの暴力的砲撃にて遂行
しトラクタービームで回収。おお良い感じだ、、、
「しかしだ副長、Missileが1回しか撃てないじゃないかこの船は。
 船というか、なんかこう東京銘菓ひよこじゃないか。むしろだ、
 MallerとApocarypsが結婚して子供生んだらこんな形だろうな」

「何を訳解んねぇ事言ってやがんですか提督、ひよこは実は東京
 の名物お菓子じゃないらしいでやすがね、ってまぁAmarrの船
 でがす、っていうやる気満々な船でやすからね、Missileをもう
 狂った様に撃ちてぇって算段なら、CardariのFeroxって重巡が
 提督なら気に入るかと思いやすよ」

忙しい話だが、Stationに取って返してAmarrのソレを速攻売却。
新たにCardariのソレを購入してこれでもかとばかりにミサイルポッド
を5基設置。残った2基のベイにトラクタービーム。このトラクター
はあまりに便利過ぎて魔物に取り付かれたように設置してしまう。
お陰で火力が削減されてしまうんだが、カーゴ回収のあの面倒な
タイムロスを全解決してくれるから、背に腹は帰られないのである。

我々はこの重巡Ferox「千歳烏山」にて再びLv2のMissionを
これでもかと決着させ続けた。お陰で、まだギリギリ大丈夫では
あるのだがMinmatarとGallenteから完全にそっぽを向かれる状態
になり、あと3歩、いや2歩でStation立ち入り禁止になりそうだ。
私の所属するD9GLはGallente方面の色が強いんであまり無茶
をすると本社に戻れない離島の支店長になってしまう。
いやまぁ今でも私はD9GLのTash-Murkon南部支店長であるが。


「提督、そろそろ引越ししとかないと相当危ない事になりそうですぜ」
「同感だ、Amarrにはもうこれ以上の義理立てする必要も無いし
 一切合財まとめてD9本社に引っ越そう、と、なんだIndustrial級
 も新型が出ているではないか。購買、と」
「Bestowerに毛の生えた程度の速力改善された奴でやすなぁ、
 まぁちょっと速いからってPKに見つかったら死ぬ時は死にやすよ」
「構わんさ、この滑らかさ、踏んづけたら緑色の汁でも出そうな
 エロティックかつアマーリズム全開なデザインが良いじゃぁないか
 あぁそうだ、Amarrの領空ともお別れって事で、折角だからな、
 Lv3のMissionでもちょいとやって最後を締めくくろうではないか。
 大丈夫、ちょっと見物して蹴散らして帰宅だ。Mission完遂とか
 強引な方法とかしないから安心しろ」

「提督、あっしは今日は何やら嫌な予感がしやすぜ、なんかこう
 胸に風穴が開いちまったような、落ち着かねぇ気分でさぁ、
 提督、本当に行くんですかい?」
「まぁ案ずるな、腐っても戦艦だ、回避起動を取ってWarpOutする
 ヒマなんざ幾らでも出来ようものだ。んじゃぁちょっとエージェントの
 所に行って仕事貰ってくるから、副長はコンパネでも磨いていろ」

「あー、行っちまったよ。今のうちにポッドの電源でも入れちまおう」




Act5

エージェントから貰った仕事は対Gallenteの連続Missionだ。
連続Missionつうのは仕事がシナリオを持っており、段々と話を
戦闘して繋げていくのだ。今回はGallenteの隠されたStargate
を見つけ出し、それを運搬中のコンボイを全滅させる為に航路を
発見しなければならない。まずは近所の前哨基地を強襲して
捕虜を捕って来るようエージェントから頼まれた。

我々は装備を整え、ミサイルも贅沢にクルーズミサイルを装備。
これで敵のクルーザー何ざ片っ端からデブリと糞の塊である。
Amarr戦艦ここにありと言わしめる為に贅沢に1600mmPlate
を4枚もグルグル巻きにしてArmorは19000、6m40cmの装甲
ってのがどうにも凄い。安心安全勝利間違いなしって事で早速
ワープドライブ起動、目的の宙域に到達した。

「副長、周辺にレーダー反応は無いか?敵がおらんぞ。アステロイド
 にはGallenteの採掘設備があるな、稼動はしているようだから
 防衛部隊が居てもおかしくはないんだが、、よし、採掘設備に
 クルーズミサイルを発射、敵艦隊を炙り出せ」
「提督が一通り喋り終わったんで言いますがね、これ罠でやすよ、
 子供でも良く解りやすって。施設に向けてちょっと近づいた途端
 にGallenteの野郎共がわんさと襲い掛かって来やすぜ、ここは
 冷静に行きましょうや」

気が付いたらクルーズミサイルの発射ボタンを押していたわけで、
副長の言う通り周囲15km以内にとんでもない数のフリゲート、
私の大嫌いなGallenteの重フリゲートであるトリスタンを含めた
十数隻がいきなり出現、戦艦を囲んで攻撃をして来た。
「Droneアルファ中隊に援護を指令しろ、周辺の敵機との距離
 を離しつつ中口径レーザーを逐次射撃、クルーズミサイルは
 当たっても雑魚には大した効き目が無くなったらしいからな、
 勿体無いから温存しとけ、以上、戦闘開始!」
「提督、なんかDroneの奴ら、とっくに全滅してやした。あーあと
 当然なんでやすけどフリゲートの方が脚が速いでやすから
 こっちが頑張っても距離が離れやしませんぜ、、、、っと、、
 電子情報部から報告、あーあ、提督、やられちまいましたよ、
 目の前をブンブン飛んでるあの雑魚フリゲート、あいつらに
 あっしら、どうやらStasisWebをぶっ掛けられちまったようですぜ」

ガクーンと秒速40mまで速度の落っこちた我々のベネルクスは
もはやアフターバーナーでぶっ飛ばしてもどうにもならなくなった。
ならば撃ち倒すまでと全砲門が火を噴くがいかんせん最短射程
が無さ過ぎる。Amarrの悲劇此処に。
「副長、何とかならぬ物かな、このままだと戦艦が轟沈するぞ」
「とっとと逃げ帰りやしょう、機関室、WarpDrive-Active」
「:こちら機関部、WarpDriveもやられました。もうだめっすね」
「と、そんな状況らしいですぜ提督、覚悟決めましょうや」
「この私もとうとう初の戦艦被・撃沈になってしまうのか、、、」
「まぁ保険も入って居りやすから少しは気楽に行きやしょうぜ」

ポッドにクルーが乗り込むのを確認しドアを閉じる。
20秒後、Amarrの威信の象徴であるその巨大戦艦は傾斜しつつ
大爆発、宇宙のゴミとなった。

「あーあ、、こういうの見る時にだな、やっぱり我々はでっかい財布
 に乗って旅をしているのだという事を再認識させられる物だな」
「全財産で高級な船を買ってすぐ沈めて全財産失うよかマシですぜ」

「まぁまだ資金は死ぬほどあるし保険も下りるしな、何よりドックに
 重巡洋艦が待っている訳だしな、今日のことなど適当にパッと
 忘れてとっとと引越でもしようじゃないか、ドックに帰還だ」
「へいへい」


虫系IDSのSigilに道具を満載してJITAに荷物を置いて戻って片道
1時間。まぁIDSはカスタマイズしてMAX740m/secでる様にして
あるから速いのだ。Feroxに乗り換えてこれも一応カスタマイズし
MAX500m/sec出るようにはした。今度は片道だから文句言わん。
JITA、、なんだこの人間の数は。Localで200人超えとる。
我々のTash-Murkon-Primeは45人で今日は多いなぁと寝言
を言っていたのは一体なんだったのかって位に人が多すぎる。
多すぎて私は呆れてしまったのでJITAに来たその日のうちに引越。

「提督、面倒だから簡単に決めておくんなましよ、まぁJITAには
 気に入ったAgentが全然居ねぇってのも大問題でありやしたが
 あまり辺鄙な場所だといろいろ面倒ですぜ」

「うむ、探しているのだよ、我々のパレスチナを、、、お、此処など
 良いではないか、SL0.5だがCardari海軍基地だ。近くのStation
 には研究と生産の設備が整っている。海軍基地で保険加入
 も受け付けているしベストなロケーションだとは思わぬか」

「SL0.4に突っ込むようなMission請け負わないなら何でも構いやせん」
「銀河英雄というのはだな、、いやなんでもない。では此処を我々
 の新たな拠点かつ、D9GL西部辺境出張所としよう」

新たな拠点の場所はLitiura-Systemだ。
Mapで確認してくれればその辺境具合が良くわかるだろう、隣の
SystemじゃぁPKが連日のようにPodをぶっ壊して殺人をしている。

「提督、、、Amarrの仕事ばっかりしてると危ねぇって言うから北部
 に引っ越して来たのにCardariから仕事貰ってたら何の意味も
 ありゃぁしねぇんじゃ無ェですかい?」

「すまん今思い出した。いやもう面倒くさいんだもん、良いさ、
 Cardari宙域とAmarr宙域でブイブイしてれば良いさ。海軍と
 契約するって事は本格的にFactionの代理戦争を請け負うと
 いう事だろうから、もう諦めたというか開き直るしかないぞ」

「へいへい、一度決めたらテコでもMicroWarpDriveでも動かない
 お人でありやすからな、提督は。まぁ危ない時はちゃんっっっと、
 トンズラぶっこいてくれるって約束して下さるんなら、あっしらは
 宇宙の果てでもどこでも行きやすぜ」

「案ずるな。私はいつでもクルーの生存を考えて行動している」
「へいへい・・・」





続く


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