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    宇宙での 生活その他を 適当に
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新恒星日誌 05


Act1

相変わらずの日々だ。Agentから仕事を請け負い作戦を遂行し帰還。
その合間に鉱石を採掘しモジュールを生産して販売を行う。辺境の星系と
いう事もあり、速度は遅いが着実に売れ続けている。Vallenstainが私に追従
して出撃できるまではまだ時間があるので、掘りは警戒をしつつの一人BC掘り
になってしまうが、ここKakakelaは非常に治安が良い。
Asteroid上空にいつも居るCardariのFGが、もしやLooterの見張り用のFGで
無いかと心配したが、誰も乗っていない、空っぽの船であった。

「提督、Skillの件なんでやすけどね、Drone-Link-Augmentorってアレ、アレ
 がいつの間にか使えるようになってますぜ、これでDroneの行動範囲が一気
 に20kmも伸びちまうから相当使いやすくなるんじゃねぇですかい?まぁ、余り
 遠くまで行かれても支援出来ねえって話ですから全滅されるのも怖いっちゃ
 怖いんですがね、どうしやす、一応買いやしょうか」
「よきにはからえ、L2Missionで検証でもしてみようか、出撃だ」

Drone-Link-Augmentorによって私の戦闘機隊はその行動範囲を57kmに
まで延長した。57kmは私の乗っているBCのターゲット距離の限界なので、
敵FG部隊に対し完全なアウトレンジを行う事が可能である。
欲を言えばこれと同時に砲塔から火力支援と行きたいが、それをやると今度
は中距離以下における火力が激減するので、まぁあえてやらない。
その代わり、Drone達を早くAddvanced-Scoutにしてしまわねば、、あと6日
で一応達成なのであるが、その前にAstrogeologyがあと22日、と。

「提督、、やる事ホント多くなりやしたな、、いやむしろ提督が宇宙に戻って
 色々思い出しつつ勉強してたら実はやらなきゃぁなんねぇ事が山ほどあった
 って事に気が付いたってぇ感じでありやすかね」
「そんな所だな、ドローンにミサイル、トランスポートシップにマイニングバージ。
 まぁ私はまだ、ホラ、戦闘と採掘に特化させているからまだ大丈夫な方だ。
 生産にまで本腰、少しは入れているが、、あれを本気でやろうとしたらもう
 寿命が足らんぞ、R&DのAgentとかは非常に魅力的で羨ましいが。。」

「Vallenstainの娘さんにやらせても良いんじゃねぇですかい?娘さん、今頃
 はいつもの様にアステロイドでカリカリ引っかいてやすから相当暇ぶっこいて
 るに違いやせんよ、あっちはあっちで覚えるSkillもありやしょうが、まぁ後回し
 にしてもBestowerに乗れやすから、問題ないでしょうな」

って事でVallenに色々方針を練りこむ前に、この娘にMissionとか色々な
面倒な事が出来るのかと、試しに運送Missionを命じた。初仕事からいきなり
9Jump先のSystemに移動をした時点でLv1のチビチビした報酬のクセに
こんな重労働はやってられないんだプー!と言い残してVallen逃走。

「最近の若い者は根気が無いな、、まぁあの報酬だったら私も嫌だな、、
 往復40分で報酬2万って、オマエ馬鹿じゃねぇのかって感じだぞマジで」
「かと言って娘さん、射撃は上手だが武器知識がてんで無ぇでやすからな、
 まぁSkillだけ買って与えておけば宜しゅうおますな」

Vallenに将来、R&Dをさせる為にScienceのその系統のSkillを買う資金を
亜空間振込みで大量に、3000万ISKほど送りつけた。
「提督、色々必要なSkillを買ったら2900万ISKぶっ飛んだハラショーって通信
 が入っておりやす。Starship系のSkillは恐ろしく高ぇらしいですな」
「まぁ想定内だ、AmarrとCardariのそれを買わせたからな、二冊で1200万ISK
 ってのがどうにも倒れそうだ。是が非でもマスターして貰わんとこっちが困る」

「娘さん、輸送と研究、なんとも平和的ですな。、、と、そうだ、なんならアレ
 ですぜ、トランスポートシップも娘さんに乗せちまえば良いんじゃねぇかと
 あっしは思いやすがどうでしょうかね、あいや、Amarrのあれはまぁ娘さん、
 Gallenteの船伸ばしてるから無理でやしょうから、新たに買う事になりやすが」

私の方だけで色々守備範囲を広げるのは非常にきついので、副長の提案を
受け入れ、VallenにTransportShipのSkillも将来的に覚えるよう下知。
まぁその時になってから細かい事は考えよう。


Act2

・・・Kakakela上空・・・

「うー、あー、これでカーゴはScorditeで満載と。じゃぁ帰宅するね、おいポンコツ、
 ワープドライブ起動、Stationに航路とりなんし」
「カシコマッテ候、、Vallen様、DKSN提督ヨリ連絡ガ入ッテオリマス。
 ‘新会社ヲ立チ上ゲルノデ引越ノ準備ヲシテオクヨウニ‘トノ事デス」
「あら、北部に来てまだ一ヶ月も立ってないっちゃが、提督もカンとか取り戻して
 色々計画を立てる余裕が出来たって事ね?」
「引越場所ハDresi-System、ダソウデス。Amarrノ北東ニ位置シテオリマス」
「うちの田舎に近いのかな?まぁ了解、荷物まとめてワープドライバー爆発」
「ヨウソロ、到着ハ1時間後ノ予定デス」

DKSNに先立ちDresiに出発。
とはいえワープドライブのSkillもDKSNの方が遥かに凌駕している訳であっという間
にDKSNに追い抜かれた。そして先に到達したDKSN、DresiSystemをじっくり検分
して顔をしかめたあと、Vallenに通信。

「Vallen様、提督カラ通信ガ」
「読み上げてたぼれ」
「引越中ニ悪イガ、引越先ヲ変更スル事ニシタ、トノ事デス。新タナ目的地ハ
 Dresi-Systemカラ更ニ南ニ12JumpシタAsrios-Systemトノ事デス。
 WayPoint追加設定ハ完了シテイルノデコノママノ進路ヲ取リ続ケマス」
「うちの地元やないかなー、ジモティーとしては喜ばしい限りさね、ってここからまだ
 30Jump近くありませいなぁもう、おっくうにも程がありまっしょいわ」
「Vallen様ノ使用言語ハ原始的デ解析ガ困難ヲ極メマスナ」
「したっけ、わっちの田舎は辺境の辺境だったからね、まぁ仕方ないんだなも。
 あー、Liriuraにある、提督から貰ったIteron-Vがどんどん離れて行くぞな。
 まぁ切なくなっても乗れる訳じゃぁないね、そのうち取りに行くね」

そして提督から資金援助を受けて前述の通り、膨大なScience系Skillを
ドカ買いしてカーゴに放り込んだ。だがこれはまだまだまだまだ、先の事。
Vallenは基本の基本、Learning系Skillの一日も早いマスターが先決である。
それが終わったらScience、Mechanic、Electronis、、、その他を初めとする
基本Skillを全部マスターして初めて、買ったSkillのパッケージを開けられる。

「早く読まないと本が虫食っちゃうよねぇ、でも表紙開こうとするとコンピュータ
 がオマエ馬鹿ダカラマダ読メナイってせからしーからもうどっかにうっちゃりや」
「マァ、2ヶ月モスレバ色々Train出来ルヨウニハナリマス、ソノ時ハ今ミタイニ
 ダラダラ暇ダプートカ言ッテラレマセンヨ。アァ後、1週間後位ニ提督ト共同
 デAsteroid採掘作戦ヲ予定シテオリマス。提督ノ採掘シタ鉱石ヲVallen
 様ガ片ッ端カラ回収シナケレバナラナイノデ、首ヲ洗ッテ待ッテイロ」
「何で最後に挑発的やねんなオマイは。はいはいようそろようそろ、こっちも
 そういうアクチブかつ金のにほひがする作業がやりたかった訳だったし、
 回収専門として役立てれば収入も超新星爆発、やるときゃやるっちゃが」

「ア、マタ通信ガ入リマシタ、読ミ上ゲマス。
 私コトDKSNハコノ度、Asrios-Systemニテ事務所ヲ構エ旗揚ゲシタ」
「んー何々、、新会社名はTramp Steamers?不定期貨物船団って何か
 提督の一箇所に留まるのが嫌な性格を現す社名さねぇ。まぁD9GLには
 南部で成長したら戻る予定とか言ってるらしいし、あちきもFreighterとか
 乗れるようになったら一緒に凱旋でBGMは威風堂々明日はホームランね」

「アト40分程デAsriosニ到着シマス。暫クハ何モ作戦予定ヲシテイナイトノ
 事ナノデSkillヲジックリTrainシテオリマショウ」



一週間後に何故共同作戦で採掘が出来るのか?
それは私が新たなアビオニクス、いや新たなデスクトップマシンを購入した事
でEVEの複数同時起動が可能になるからなのである。
今使用しているマシンで2個のEVE起動を実験した所、5分後にマシンが
大爆発して轟沈した。次のマシンはデュアルコアHTなので理論上はEVEを
4発同時に起動出来るが、まぁアカウントは2個なので安定して動けるなら
それで良いのであった。頼んだぞ、PentiumD3.2Ghz&GeForce4-7600よ。
今、目の前に先に届いてしまった液晶ディスプレイがドカリと鎮座しているので
それを見つめて悶々としている私DKSNなのであった。



続く


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新恒星日誌 04


Act1

「提督、UmemisaisenにLooterHunt用のBCをおきっぱなしちまいやしたから
 普段掘りをする時にあっしら、どうしやしょうかね」
「そ、そうだな、、(忘れてた)とりあえずKakakelaでOMENを買って普通掘り用
 の装備整えて暫くは我慢しようじゃないか。Omenって死ぬほどカッコ悪いけど
 まぁ我慢して乗り込もう。金が貯まったらというか、折角だ、戦艦建造用鉱物
 を少し失敬してだな、もう一隻BC作ろうじゃないか、Amarrのアレ」
「提督自分でアレ駄目だこりゃとか言ってたじゃないすか、ってあぁ、買って来た
 BCのBPCがアレの奴しかありやせんでしたな、ま、口にカビが生えるくれぇに
 何度も言いやすが、三日で沈まないならあっしらは何でも構いやせんぜ」

って事でAmarrのBC、通称「銘菓ひよこ」の生産を開始。足りない鉱物資源
をマーケットにて力技で購入し材料と設計図を全部まとめてガラガラと工場の
材料穴に放り込んでボタンオン。ほんとにこんなので3時間後に完成するのか。
その間に色々資材やらの運搬、Module売買などをしていたらいつの間にか
寝入ってしまった。ホント最近、EVE中によく眠りこける。歳であるな。
「提督、ホラ、起きてくださいよ。さっきアレが完成しやしたぜ、見に行きやしょう」
「むー、、、あ、あー、行くか。作ってしまった物のこいつを使いこなすにはかなり
 装備を熟考せんとただの硬い棺桶になってしまうんだよな、ただ安易に装甲
 をベタベタと貼り付けるのもシールドでガビガビにしてしまうのも、もう飽きた。
 副長、なんかスペッシャルでビューテホーなバトリングプランは無いかね?」

副長は船体を眺めた。

「このデブひよこ、いかんせん脚が遅すぎまさぁ。それに‘ばとるくるぅざぁ‘って
 銘打ってるクセに戦艦の主砲をちっとも積めないなんてのはサギですな。
 ドイッチュランド級を見習えってんだこのベラボウってね。さーて、あ、じゃぁ
 提督、こうしやしょう。かなり実験的要素入って居りやすがね、内骨格部
 をもうエイヤって取っ払っちまいやしょうぜ、どうせハルにまで被弾し始めたら
 御終ぇでしょ?ハルのゲージ1個が冥土の旅の一里塚って言いやしてね、
 これ積んじゃいやしょう、Nanofiber-Internal-Structureってこのなんだか
 スカスカの箱。いやこれ積むんじゃねぇや、こういう感じに内骨格部を軽量
 化しやすよ。これで速度を狂った様に上げちめぇば敵さんとの戦闘距離を
 あっしらの自由に調整出来るって寸法でさぁな。当然アフターバーナーも
 積んじまいやすよ、出前と出世は早いほうが良いって位ね、敵の戦闘艇
 がもう霞んで見えちまう位に突き放してやりやしょうぜ。
 そうすりゃ砲戦距離の管理が楽って事と、なによりあれですぜ、砲戦距離
 に応じて何種類もクリスタルやら砲台やら分けて単艦で無理を承知で訳の
 解らねぇ戦闘管理する必要も無ぇでやすよ、まぁ最悪の防衛用に小型の
 Turretを2基は積んで置きやしょうぜ、クリスタルも超至近距離一撃必殺
 のUltraViolet、これで突っ込んでくるフリゲートなんざドローンとミサイルの
 トリプルパンチで一発入魂地獄行きって話でさぁな。
 残り4つの砲台、適当に見繕っておくんなせぇ、この速力ならかなりのの砲戦
 距離を保って斬った張ったを演じるのは朝飯前ですぜ」

「副長ホントよく喋ったな、ほら水飲め。全て了解だ、そのなんとかStructure、
 思い切って行こうじゃないか、1個や2個なんてセコい真似をした所で大して
 違いは体感出来ないと思うからな、5個積んでしまおう。5個あれば私のSkill
 で微々たる効果も含めて120m/secの速力アップだ。それで合計300m/sec
 になる、と。で?あぁアフターバーナー起動をした状態でMAXは568m/sec、
 なんだ十分じゃないか。軽くなったお陰で同時に旋回性能も75%アップして
 いるから戦闘中の回頭とか突然ワープしたくなったときとか便利だろう。
 この速度ならば、多分ド素人のシャトルと張るな。あと1個のスロットは、と。
 何もケア出来なかったら多分轟沈するからアーマーリペア積んでおこう。
 MedスロットはAmarrなんでもう諦めてる。Largeのシールド増加でも積んで
 気休め、、ってシールド5000超えたか、十分だな。これと装甲防御の合計
 で9000は行くか、十分十分。さてHiスロットにはこれだ、HeavyBeamLaser。
 砲戦距離を自由自在に出来るからコレ積んじゃおう。クリスタルはなんか
 うすオレンジぽいアレ、名前忘れた。それ積んではいオシマイって所かな?」

「提督、これならギリギリでやすがね、48km位からも敵にカスル事が出来やすぜ、
 まぁ有効射程を考えて30kmの距離を保ってりゃ普通にドンパチ出来るかと
 思いやすな、30kmなら敵の小型ミサイルも当たりゃぁしやせん。え?何故って
 敵さんが撃った場所から30km飛んだ時点の位置にあっしらが居るわけ無い
 でやしょ?その間10秒だったらさらに10秒分遠方に飛ばさないとあっしらには
 当たらないって計算ですぜ。豆鉄砲しか持って無いクルーザーなんかにも
 一方的にバカスカ弾打ち込めるでしょうよ、怖いのはWebFilterと、やっぱり
 大型ミサイルですなぁ」

「まぁ十分だな、高速重巡洋艦としてはこれで良いさ。じゃぁ副長、早速だが
 これで検証だ。とりあえずLv3Missionでも行ってこようじゃないか」


Act2

副長に二の句を告げさせずに私はCardari海軍のAgentからLV3Missionを
請け負った。作戦名:AngelExtra-Vaganza
6層式の戦場を移動して敵艦隊をコテンパンにしてこい、らしい。どーやら最後
の6層目に入るには敵さん、Angel-CartelのPalladium-Tagって物が必要と
調べたのでどこかで手に入るのだろうか。まぁとりあえず出撃だ。
Litiuraの辺境にてアクセラレーションゲートを確認。最後の各チェックを行い
ゲートをアクティブに遠隔起動。戦闘開始。

ワープ空間のお陰で艦がガタガタと揺れる中、副長が声を掛ける。
「提督、いきなり突っ込むのはやばいですぜ、ドローン展開させたらまず真後ろ
 にすっ飛びやしょう、そうすりゃ敵はこっちを追いかける形になりやすから敵の
 ミサイルは当たらないわこっちは距離を保ちやすいわで気楽にいけますぜ。
 砲戦距離の実地検証と行きやしょう」
「了解だ、こっちも実際にこのスカスカの軍艦で立ち回りするのは正直怖いと
 思ってるが、一度どれ位撃たれ強いか見ておかないといけんしな、まぁまず
 最初の艦隊は副長の言う通り、逃げ撃ちと行こう」

「ワープアウトまであと15秒」
「総員戦闘配置、Droneβ中隊射出準備。今回ばかりはやばかったら逃走
 する準備があるからな、ありったけ実験射撃をしてくれ」
ワープアウトと同時に視界に10隻以上の敵艦船が飛び込んできた。とはいえ
3隻程のグループに分かれ別々に行動している。少しずつ彼の部隊を撃沈
していけば良いのは助かる。我々は手近な部隊全てをターゲットロックして
戦闘を開始した。我々のまず撃沈すべき目標はやはりフリゲート艦である。
30kmからミドルレーザーとミサイルを撃ちつつDroneを突っ込ませ、それに対し
他の艦が反応して突っ込んでくると同時にミドルレーザーの照準を移行。
フリゲートが距離を狭めてくるので今度は近距離対空砲台が火を噴く。
フリゲート隊まず撃破。良い感じだ。当然この戦闘中は最悪でも20km以上
の距離を空けて砲撃している。幸いにして敵クルーザーは脚が遅く、またその
遠距離攻撃手段であるミサイルも我々の未来位置には全く届かなかった。

さしたる被害も受けず、まず1個戦隊を全滅せしめた。
「提督、さすが骨組みをスカスカにした甲斐がありやしたな、防御に囚われて
 ばかりいやしたが、こっちの方が身軽かつ自由に戦えまさぁな」
「まーまだ第一層目の最初の敵だ、他の戦隊にも喧嘩を売って、全部撃沈
 してから色々考る事にする。次の標的に接近、撃破せよ」

砲戦距離に慣れると25km程度の方が私の体質的に楽になってきた。
当然敵さんのミサイルは食らうが、腐ってもシールドは5000を超えている。
どんな敵にも同じ攻撃方法をとるという訳じゃぁない、接近戦も実践して、
急制動急旋回の性能も色々見ているのだった。この辺もなかなか良好な
戦闘機動性能を見せてくれている。少々近づきすぎて火を噴き始めたが
通産撃沈回数と今回の実験を長く行いたいのでとっととStationに帰還し
修理を済ませて再度戦場にて暴れまわった。

4層目をクリアし、どれだけの艦船を撃沈しただろうか、もう忘れた。
5層目にワープイン、条件が揃っていないので6層目に到達する事は無理
であるが、この5層目の空間を制圧すれば一応、作戦目標達成なのだ。
「提督、、この数はやばいですぜ、、」
「なんだこの隻数はおい、まぁ焦っても仕方ないから180度回頭!Drone
 を出撃させつつ同じように戦闘機動開始。追いすがる奴から順に撃沈
 していこう。この戦い方は恐ろしく時間がかかるが、まぁ慣れだな」
「急がば回れ、最後に勝てば良いんじゃねぇかと思いやすぜ」

ここも戦隊規模での戦闘なので反復練習のつもりで戦った。ただし、戦隊
同士の距離が幾らかのポイントで縮まっている場合があって、そんな方向に
回避機動を取った場合は周辺から一斉にAggroをされるのだろう、その辺
注意していなければならなかったので少々神経をすり減らした。
そして、最後の1隻、ゴキブリクルーザーを轟沈せしめた我々は無事Station
に帰還、達成報告を終えた。
作戦の基本報酬にタイムボーナス、そして敵の撃破報酬、戦利品売却に
よる利益を合計して200万Isk以上は行っただろうか。なかなかなものだ。


Act3

「提督、提督のお知り合いって人が船乗りのライセンスを取得して宇宙に
 飛び出したそうでやすな、どんなオ、いやお人なんでさぁ?」
「まぁどんな人も何も船乗りのSkillが殆ど無いからな、何をとち狂ったか
 知らんが砲撃基本Skill(Gunnery)だけは最強状態らしい。今頃多分
 ChavenSystem内で色々Skillを買ってる頃だろう。さっきその辺の支度
 を整える金子を200万ばかり送っておいたのだ」
「200万ねぇ、、、って、提督、作戦の儲け、全部奴さんにくれちまったって
 事ですかい。まったくどこの馬の骨の骨髄ともしらねぇ人にそんな大金を」
「いや、知らないっていうか第二アカウントな女性だ、まぁ覚えておいてくれ」
「ああ、そういう事でやすか、じゃぁ後々そのお人もあっしらと一緒に一働き
 してもらうって事ですな、こりゃどうも・・・・」



その頃、ChavenのとあるStation
「ライセンスは取った、提督から送金もして貰った、Skillも一応当座をしのぐ
 物は全部手に入れた。勢い余って乗れもしないIDSを、しかも間違って
 2隻も買ってしまったさ、、一体誰に似たんだか。。暫くは宇宙に出ても
 何も意味は無さそうだし、Stationの中でノンビリSkill勉強とでも洒落込む
 事にするさ」
「Vallenサマ、間違ッテIDSヲ買ウノハ、マァ置イトイテ、Iteron-IIヲ間違イ
 デ買ッテイルノハドウイウ事ナンデショウカ」
「ボタン連打して買ってたらGallenteの奴だった、って事さ。じゃぁ上手く言い
 逃れって事でさ、序盤はAmarrIDSに乗って、乗りながらIteron-Vの為に
 Skillを学ぼうって考えればホラ、我、大義と共にアリって感じ?」
「ドッチニシロIteron-IIハ、ゴミニナルンデスネ」
「ま、まぁ、、そうとも言うさ、最近の若者の言葉ではな。って、オマエが喋ると
こっちが色々深い意味で疲れるのさ、ちょっと黙ってて」
「ハイ、畏マッテ候ニテ御座候。命令アルマデ沈黙ニテ候」
「アンタ、今わざと漢字とカタカナが連鎖するように喋ったね、、」



・・・・というワケでもう1個アカウント作ってしまった。
またAmarrianで名はVallenstain。
ヴァレンシュタインって打ち込んでWとV間違った。(当てずっぽうで打った)
暫くは基本Skillを学ばせ、まず最初はIDSを操船できるようにする事だ。
運び係りっての、やはり欲しくなったのである。
DKSNとVallenstain2人で同時に戦場に送り出す気は全く無い。






続く





新恒星日誌 03


Act1

我々は重巡洋艦にてアステロイドで採掘な日々を続けている。
スコーピオン級戦艦建造に着手するまで、あともう少しなのだ。
「副長、しかしこのSystem(Kakakela)だと、当たり前なんだがVeldsperとか
 Scorditeなど、安い原石しか掘れぬものだな」

「そりゃぁここはSL10になっとりやすからな、でも昔はアレでしたな、SL10でも
 PyroxeasやらPlagioclaceなんてぇ物も掘れたりしたもんですな。SL06位
 に顔出しゃぁその辺の石をほじくり返せるみたいですぜ。掘ってる最中はマァ
 問題無いでしょうが、いざ運ぶ段になった時のIDSには、乗りたく無ぇですな」
「だよなー、行きは良い良い帰りは怖いって寸法で、私だって嫌だな。。。。
 なぁ副長、この船がなんか凄い黒くて硬くて大きくてまぁ素敵!なんだが、
 こりゃなんだ?Amarrにこんなのもあったのか」

私が指し示したのは、TransportShipというIDSの派生TechII輸送船である。
「あー、Lowsecの辺境を力技で輸送しようってKhanid Inovationsの奴らが
 設計した偉い硬いIDSですぜ、IDSのSkillをもっと学んでおきゃぁ下手な重巡
 より硬くなるって寸法でさぁ、海賊のFGなんか屁でもねぇでしょうや」

Infoの説明を見る前にカチリとBUYボタンを押して念を入れる窓のボタンすら
押して購入。乗船可能になる為のSkillはIndustrialがLv5か、、遠いな。



買った船は以下の通り
-------------------------------------------------------
IMPEL

Hull: Bestower Class
Role: Transport
Developer: Khanid Inovations

Deep space transports are designed with the depths of
lawless space in mind. Possessing defensive capabilities far
in excess of standard industrial ships, they provide great
protection for whatever cargo is being transported in their
massive holds. They are, however, some of the slowest
ships to be found floating through space.

Amarr Industrial Skill Bonus: +5% cargo +5% velocity, 15%
shield and armor explosive, 10% shield and armor kinetic
resistances

Transport Ships Skill Bonus: -5% armor repairer duration,
+5% armor repairer repair amount
-------------------------------------------------------
LowSlotを7基構えている上にCPUとPowerGridの規模からMicroWarpDrve
の運用も出来るところが非常に頼もしい船である。
Skillレベル毎の属性防御力も非常に魅力的だなこりゃ。



私のIDSのSkillは実はまだ3だ。で、TransportShipのSkillを買ってぶっ倒れて
破産。船と本だけで70Mil-Iskってどういう事だ、しかも輸送船なんだぞコイツ。
まぁゴタクを並べてはいるが別段後悔をしているという訳では全然、無い。
TransportShipのSkill自体はすぐ学ぶ事が可能なので速攻で規定値に上げ
あとはノッタリとIDSのSkillを5にすれば良いだけだ。今後2ヶ月以内には乗船
する事が出来るのだろう、この辺の時間の流れに耐えられなければ、そもそも
EVEをやる体質では無いのだと思う。

しかもまず私は、先にMiningBargeに乗船する必要があるのでそっちが先だ。
MiningBargeのRetriever級に必要なSkillはBargeShipがLv3、で、面倒な
AstrogeologyがLv4。これが合計で4日もあればRetriever乗船許可が。
それで暴力掘りをして、暫くは今乗ってるIDSのSigilでちっこい輸送をしてれば
気が付けばTransportShipって事になろう。

しかし忙しい、この辺が片付いたらまた勉強計画本流のDroneとMissike系統
の勉強に戻らないといけんのだ。ScoutDroneを一刻も早くAddvancedの奴
に配備転換をしてサブの攻撃力もそうだが、何よりバージシップが安全確実に
危なっかしい宙域にて採掘が可能にならねばならん。

「提督、やる事一杯合って上等じゃぁねぇですかい、あと一つ大事な事忘れて
 居りやすぜ、BargeShip用のMiningLaserのSkillもあんじょう頼んますよ、
 あれを忘れちゃ何にも始まりませんぜ。しかし二ヵ月後にゃ随分と強力な採掘
 能力に運搬能力を持ちやすな、年中財布がスッカラカンの状態とやっとオサラバ
 出来るかと思うとあっしと仲間達も感無量でさぁ」
「いや破産しそうなることはしょっちゅうだが事実上の空っぽはまだ無いぞコラ、
 とは言ってもまともに何も買えない程度の小銭には変わりなかったな、いやしかし
 これでガンガン採掘出来ればだ、あわよくば全員にボーナスとか考えている」


Act2

で、Scordite以上の価値の鉱石をやっぱり掘りたい、でも遠くまで行くのは面倒
って事で本拠点のLitiuraの隣、Uemisaisen(SL06)にも掘り基地を設置した。
設置と言ってもIDSとBCを置いただけであるがな。
そこでポコポコと久々にパイロゼアスやらプラジオクレースやらをカリカリ引っかいて
これなら手に入らない鉱石に対しての投資金額も減るなウヒヒと思っていたある日。。

「提督、たった今WarpOutしてきたあの船、何やら挙動不審ですぜ」
「げ、PKのIteron-Vか。まぁ社会の屑なあいつらも普段はああやって寝掘りとか
 しないと生活もままならんって事だろう、PKも人の子であるな」
「いや、ちっと挙動不審ですな、ホラ、こっち接近して来やす、、、提督、奴さん
 あっしのカンだと鉱石泥棒ですぜ。一応警告行動を取りやしょう」
我々の重巡洋艦(採掘仕様)「長門(二代目だよ)」はPKのIDSに対して一応
紳士的に警告を行った。ターゲットをする事でこっちにくるな、という合図を送る。
「無駄なようですな、PKの野郎、今頃コクピットでピザ食いながら笑ってますぜ」
「ち、、、成す術は無いのか」
「今の所はありやせんな、、装備が必要でさぁな」

PKのIteron-Vは我々のカーゴから鉱石を50kほど奪い取ると亜空間Local-CH
にて「Muhahaha」と人の精神を逆なでする笑いを残し、WorpOutした。
「あー畜生!」
「提督、あの馬鹿、叩っ殺しちまいやしょう、D9GLのViviv船長がこっちに来るって
 言ってやすぜ、間に合えば二隻で潰せるかも知れやせん。あのPK、Localで
 また後でとか言い残しやがってからに、来やすよ、きっと」

■ORE泥棒
SPLIFFKE(賞金57万Isk)

社長からCorpStandingをマイナスにしておけとの達しがあったので脊椎反射で
-10.00にしたら、そうすると会社全体でマイナスになるので-5.00位にしておく
事にした。どっちにせよ、将来的に潰す。

Stationに戻り、その場にあった適当に装備品をまとめて設置、くそ、これじゃぁ
まだあいつに決定的なDmg、いや空間に留める事が出来ない。
とりあえず次は実力を伴った警告を行うという事で、その次に装備を購入して
本格的に抑止してみるしかない。
「提督、昔BlackBirdに乗ってた頃に使ってた、他人の船のWarpやら速力やら
 を叩き壊すアレ、ちゃんと使い方覚えてるでやしょうな?」
「案ずるな、大事なのは使うタイミングだな、泥棒が箱を開けてもその時はまだ
 犯罪が成立しない。鉱石を自分のカーゴに移動させた瞬間、犯罪は成立
 する、その瞬間を逃さないようにするさ」
「この船に今積んでるMissileなら、奴さんのシールドを全部吹っ飛ばす位の
 火力は持っておりやす、それでビビって二度と来ねぇなら問題無ぇんでやすが」

私はなるべく人を信頼するが、信頼を裏切った奴には二度と譲歩しない。
再び同じアステロイド、まだカーゴは残っている。そこに戻り、あれからまだまだ
採掘をしていたという風に見せかけつつ適当に採掘を開始。
Localで彼のPKを逐一マーク。。。レーダーに感、あり。
「11時上空20kmに熱源のWarpOutを確認、さっきのPKが来やしたぜ、PKの
 野郎、さっきと同じコースを取ってこっちに向かってやす。CIC、PKのIteron-V
 にターゲット。提督、タイミング逃さないでおくんなましよ」
「ぬかりはせん」

数分後、その瞬間が来た。
PKのIteronは完全に速力を殺し、空間に停止してからカーゴを開けて鉱石を
奪う。移動しながらではWarpに入るまでの時間のロスがあるという事を当然、
知っているようだ。鉱石を取って奴がWarpするまでの僅か2秒程しかチャンスは
無い、、、Missile発射!
ほぼゼロ距離射撃のMissileがIteronの土手っ腹に激突、シールドを吹き飛ばす。
がしかし、案の定それ以上の損害を与える事これ叶わず、WarpOutされた。

「ちっ、、、 やっぱScrambleが無いとどうにもだめだな、、」
「まぁこの状況と装備じゃ今のMissileが精一杯ってとこでやしょう、一旦帰還して
 完全に装備を整えたほうがよろしやす」
「了解だ、Marketでその辺の装備を買っておいてくれ、すぐさま準備を整える」
こういう時の為、という訳ではないがTrade系Skillを鍛えたお陰で私は宇宙空間
でも売買注文を出せるようになっている。ワープする前に全ての装備を買い注文
してStationにて装備。今度は負けんぞ!いや、まだ負けてないってば。

3度目の正直、今度はクローキングデバイスを使うViviv船長のOps、そして本気
PvP装備の私のBCで完全にワープを潰す作戦を行う。
また同じ座標にて採掘を開始。準備に時間がかかった為、他の船乗りが採掘を
行っている。これだと私に泥棒が来る確率が減るが、本来の目的は採掘である。
私に被害が無ければまぁそれで良いのである。

このUemisaisenではPKのIDSを見たら泥棒、いやIDSを見たら泥棒と思わないと
どうにもやっていけなさそうである。私が元々居たAmarr領Tash-Murkonがいかに
平和だったか。実際、EVEで宇宙に出て今まで泥棒にあったのが今回を含めて、
まだ二回目だ。一回目もTash以外のどこかでやられた。
我々の作戦行動を亜空間IRCで逐一見ている社長が一言。

「森永フリュイ・ブラッドオレンジチョコレート うますぎ」


Act3

作戦中に目標のPKはLogoutしてしまい我々を失望させたがしかし、しばらくして
再度Loginして来た。と、その時別のPKのIteron-Vが私と、別の採掘を行っている
Apocの間にWarpOutして来た。すかさずTarget。PKは少々考える間をおいて
再び他のアステロイドに向かった。あくまでも自分で掘る気が無さそうである。
偽装採掘行動を行いながらカーゴに鉱石を満載し、これなら回収してしまって
ウマーだなーと思っていたその時。

「提督、Kestrel級FGなんかがWarpして来やしたな、、あんなので採掘なんか
 馬鹿な話ですぜ、一応警戒しといておくんなせぇ」
「一般人のようだな、こちらに接近しない限りターゲットは控えておけ、、、って、
 あああああ!あの馬鹿!」
この馬鹿、我々の、鉱石を満載したカーゴをミサイルで吹き飛ばした。

「WarpScrumble、WarpDirupter、StasisWebfilter起動!全砲門を馬鹿に
 向けてMissie発射!今日の二時間の無駄な採掘作業の全ての怒りという
 怒りをあのフリゲートにぶつけるのだ」
「アイサー、攻撃開始。Viviv船長も攻撃を開始してやすが、火噴いてやす」
Viviv船長の船は偵察任務専門なので戦闘には向いていない。
轟沈寸前になり、たまらずWarp。どうやら私一人のWarp妨害で十分奴の船
を空間に固定できるようなので問題は無かった。

2分後、そのKestrelは我々のMissileにて轟沈。脱出ポッドをも破壊して
宇宙空間に氷結死体を晒し上げてやりたかったが逃げられてしまった。
「提督、まぁこれで良しよしましょうや、嫌がらせか何か知りやせんが、奴さん
 これに懲りて二度とあっしらの船にちょっかいは出して来ねぇでしょうよ」
「副長は甘いなぁ、、あれはもしかしたら誰かのサブキャラかも知れないぞ、
 作りたての、宇宙に出たての船乗りだって最初の日にKestrelに乗る事位
 造作も無い話だ。今回の様なことがこれで終わるとは私は思えないな」


Concord警備保障から届いた撃沈記録

---------------------------------------------------
Victim: Bensontw
Alliance: None
Corp: School of Applied Knowledge
Destroyed: Kestrel
System: Uemisaisen
Security: 0.6


Involved parties:

Name: DKSN (laid the final blow)
Security: 0.6
Alliance: None
Corp: Division 9 Golden Leaves
Ship: Ferox
Weapon: Havoc Heavy Missile

Name: ViViV
Security: 3.0
Alliance: None
Corp: Division 9 Golden Leaves
Ship: Cheetah
Weapon: Fleeting Propulsion Inhibitor I


Destroyed items:

ECCM - Gravimetric I (Cargo)
125mm Railgun I (Cargo)
Small Armor Repairer I (Cargo)
Small Energy Transfer Array I (Cargo)
Standard Missile Launcher I
Fleeting Warp Scrambler I
Flameburst Light Missile, Qty: 28
Bloodclaw Light Missile, Qty: 29
---------------------------------------------------


「副長、考えがある」
「なんでがしょ」
「ここは堀場というか、泥棒を狩る場所にしようかと思う」
「釣堀って奴ですかい、ええと思いますぜ、これからもボチボチと泥棒に拳固
 入れていけばそのうちあっしらを見つけただけで近寄りもしなくなりまさぁな」
「しかし副長、合法的な破壊というものは気持ちの良いものだな」
「何の罪悪感もありやぁしやせんからな。撃破する相手がPKだからまぁ、問題
 は無ぇんですけどね、これ一般の船乗りにやろうってぇなら、あっしらは立派な
 FlagPKになっちまいやすぜ、そこの所、よく見極めて行動して下せぇよ」
「難しいところであるが、基本的にPKのIDSだけマークしていれば良いことさ」

採掘を装って、といってもMinner-IIを3基使用するので立派な採掘であるが、
それであくまでも掘りをしている風にみせかけ、HeavyMissileを2基、相手の
エネルギーを吸収する通称NOSを二基。MedSlotにはWarp破壊装備二発。
これで一隻で相手のWarpStrengthに-3の修正を強いる事が出来る。
そしてStasisWebFilterのレアを使用し、これも相手の船のエンジン出力を
85%カット。私の船はExpandCargoHoldをフルに積んでいるのであるが、
これだけ相手を遅くしてしまえばどう考えても逃げられる事はありえない。

「これで万全でやすな、ただ毎日毎日ここに出っ張って監視ばっかりしてても
 あっしら、おまんまの食い上げでやすからね、たまーに暇つぶし程度に出撃
 って事にしやしょうぜ、ホラ、馬鹿高ぇ糞船、あれ買っちまいやしたでしょ?
 提督だって財布の中身がスッテンテンっての、忘れないで下せぇよ」
「糞船って、TransportShipはそのうち非常に有効に活用するのだ、先行投資
 と言って貰わなければ私も立つ瀬が無い。しかしこの船、なんだかあれだ、
 はるかな昔、地球でUボートを狩っていたハンターシップぽくて、良いな」






続く





新恒星日誌 02

Act1

「さてだな、沈んでしまった戦艦はもう諦めよう、我々にはまだまだ錬度が足りない
 ワケだ、あとは戦場での気合だな。どんな敵に出会っても萎縮しないメンタルを
 ガッチリと鍛えておかないといかないと私は思ったのだ。だから、だ、SL00観光
 でも行こうと決めた。副長、海図を広げてくれ」
「この巡洋艦に荷物を載せたばっかりってのにもうお別れでやんすか、、あぁはい
 海図海図、と、、ふむ、こっからここまでとりあえず飛ぶでやすか、25Jump位は
 行くでやんすなぁ。一応PKに出会ってもトンズラ出来る兵装選んでつかぁさい」

戦闘と探査のみが目的なので重武装に速力アップ、確実にワープ航行に入る
事の出来る部品を積み込んで巡洋艦「千歳烏山」は出航した。
低SL宙域にて一番危険なのは、高SLと低SLの境目のSolarSystemであろう
と私は思っている。実際PodKillの履歴を見ると殆どは低SL出口のSystemにて
固まっている。恐らく、これでやっと低SL出られると気を抜いた船乗りにPKたちが
今ぞと襲い掛かっているのだろう。
今回も船には保険をかけている。PKを見かけたらなるべく逃げるが至近距離
で会敵してしまった場合は腹をくくろう。

「提督が喋ってる間にとっくの昔にSL00に突入しちまっておりやすぜ、まだPKの
 Pの字も見当たりやせん。まぁ時間帯からして奴さん達、布団で寝息を立てて
 いるんでやしょう。面倒な相手の居ない時間帯を覚えとくってのも実は重要な
 情報戦争の一つでありやすから、この辺も押えておくべきでやすよ」
「確かに忘れておったわ、夜中2時以降だと外人タイムであったな、まあそれまで
 は余裕で飛んでいられるからな、副長、ちょっとアステロイドによってくれないか。
 SL00ならイイ的が浮かんでいるはずだ」
「ヘイ、近場にワープしやす、今回の武装なら負けやしやせんでしょうよ」

HeavyMissileTurret5基でアステロイドにたむろす海賊の巡洋艦をボッコボコと
撃沈し続けて小遣いを稼ぐ。カーゴは船のベイが無さ過ぎる上に殆どの面積を
予備のミサイルに割いてしまっているので勿体無いが放棄。巡洋艦を10隻程
撃沈した所でPKっぽいのがSystemに出現したのでここでSystemからトンズラ。

途中で普通にPKにばったり出会ってしまった。
「GallenteのBCだと思いやすな、景気良くバンバン撃ってきやす。当たってやす」
「状況説明は良いから応戦せよ、全ミサイル発射、AfterBurner起動せよ」
ミサイルをPKの巡洋艦に叩き込みつつGateに向かって加速する千歳烏山。
ここで突然システムダウン(EVEが落ちた;;)

「副長、復旧にはどれ位掛かるのだ、、早くしないと玉子すら割られるぞ」
「NTTの馬鹿の調子によりやすな、、っと意外に早く復旧しやしたぜ」
再起動後、炎上する我らの重巡洋艦が目に飛び込んだ。というか中に居た。
「ゲホ、、アーマーが全損してるな、、ハルの部分はまだ大丈夫か、PKの馬鹿
 はどこだ?どこにいる?とりあえずGateに急げ」
「あいさ、PKの野郎、9時方向下部40km辺りに浮かんでおりやす。こっちが
 落ちてセキュリティですっ飛ばされたから離れやしたな」
「ゲートからも離れしまったが背に腹は代えられないな、ミサイル連射しつつ装甲
 修理しつつゲートに突入せよ、SerpantsCoilに到達するまで死ぬわけには
 行かんのだ、本来ならここに踏みとどまってあの馬鹿を撃沈したいが、、」
「ゲートに間に合いやした、ワープに入りやす」

よく目をこらしてSystemに存在する船乗りを調べると200万IskクラスのPK、、
まぁチンピラがうようよ居て、たまーに数千万Iskクラスの本職が存在する。
この辺は既にPK達のAllianceの領域なんだろう。まぁ結局そいつらにそれ以降
接触する事も無く、高SLのSerpantsCoilに到達。ジロジロと観光して終了した。
「提督、Gallente領域を南下して大きく迂回すりゃぁ帰りの道は安全でやすが
 あっしらのGallenteに対するStandingを考えると滅法危ないですぜ」
「あー、こういう時にStandingは面倒くさいな、、まぁ帰りも同じ道筋をたどって
 行こうじゃないか、保険に入っているというのは本当に気楽だ。しかも現在の
 保険ってのは12週間もサポートしてくれるんだな、昔は3週間か4週間くらい
 じゃなかったか?この辺も船乗りに優しい時代になったもんだ」



Act2

そしてGallente領を避けて本拠地に帰宅、MissionでまたGallente船を撃沈
して更なる悪印象をGallenteに与えつつの日々が続いた。
「副長、この調子だと超特急でGallenteからKOS扱いになりそうだな、D9GLに
 対しても迷惑が掛かりそうな気がして来たがどうか」
「提督の思った通りに行動して下せぇや、どう転んだって爆死する時は一緒でさぁ」
というワケで私はこのままのスタンスで行動を続ける事にした。
Story的な立場を構築するならばCardari領内にて暗躍するAmarrの対Gallente
海賊という事になるのだろう。面白い、それはそれで良いかもしれない。

「そういえば海賊とか他のFactionの拠点、つまりDeadSpaceなる空間にMission
 以外で訪問したことが無かったな、副長、どこかに美味しそうなDeadSpaceてのは
 無いものかな?」
「ここから東に11JumpしたOtomainenってSolarSystemに行けば6個ほどそんな
 所がありやすな、途中で1箇所低SLを通過せないけやせんが、どうしやす?」
「なに、高速ですっ飛んでいけばいいだけさ、整備と弾薬補給の後、出撃せよ」
Litiura-SystemからOtomainenまでババっとJumpして到達。PKにもやはり時間帯
が良かったのか接触せず。Otomainenにて適当なDeadSpaceに突入してみる。

「Gristasの奴らの拠点でやすな、、奴さん達、電子戦闘が得意と来てますから
 気を付けておくんなせぇよ、って言ってるそばからTarget外されまくってやすな」
「あぁ、これはイライラするな、、とにかく一つずつ目標を撃破せよ、あの遠方に居る
 MOA級が一番厄介だな、、この距離(75km)でなんでこっちに当てられるんだ」
「解りやせんな、宇宙の意思って奴でありやしょう」
「作った奴の勘定って事か、忌々しい」
電子フリゲートをなぎ倒し、遠方のMOA2隻に突撃しながらDroneとMissileをMOA
にぶち込む。ただのMOAじゃない、何とも異常に耐久力のあるMOAだ。しかもECM。

「こちらの耐久は大丈夫なのか副長?」
「へぇ、今流行のパッシヴ・シールド・タンクって装備になっとりやしてね、これがもう
 敵の攻撃よりもシールドを回復しちまうっていう優れもんなんでさぁ、MOA2隻
 程度の攻撃なんざ、屁でもありやせんぜ」
事実、シールドはチョボチョボと増減を繰り返すのみで被害を受けているという実感
が無い位に強固なシールドを我々の船は張っているのだ。MOA2隻に最後のミサイル
を叩き込んで撃沈、2隻で19万ISK程の賞金を獲得。更に遠方に宇宙要塞が
存在し、そこにも艦隊が確認されたので突撃。
「敵の巡洋艦はMOAばっかりだな、、頭が痛くなるがミサイル発射、Droneも行け」

MOAにミサイルがコツンと当たった瞬間、敵艦隊の全て(12隻くらい)が私に反応
して突っ込んで来た。みるみる彼我の距離が10km程度に。。
「提督、こりゃぁまずいっすね、ひとまずどこかのステーションに入っちまいやしょうよ」
「大軍に兵法無しって突撃の仕方だな、、よし、ワープドライブ起動」
「:ナビゲーション部より報告、このSystemにはStationがありませんでしたが何か」
「なんですと。えーとじゃぁどこにしようかな、、、」
「提督、早く決めてもらわねぇと、、この攻撃の規模じゃぁさすがのシールドタンクも
 どうにもなりやせんぜ、と言ってる間にシールドがお陀仏でさぁ、装甲が破壊され
 て来やした。早ぉ決めちまって下せぇや」
「よし、適当に惑星軌道上に移動だ、ワープドライブ起動」

間に合うか間に合わないかの刹那、とどめっぽい一発のRailGunが我々の巡洋艦
のハルを貫いた。
「副長、なんかこの光景を先日見なかったか、ほら、あそこでギュルギュル言ってる
 砲弾とかいろいろ、な」
「やれやれでやすな、、とりあえずポッドに入ってから話やしょうぜ」


Ferox級重巡洋艦「千歳烏山」 SL05 Otomainen宙域にて轟沈



Act 3

「隣のSystemを飛び越えたら適当にフリゲートを買って本拠に戻ろう、、しかし
 このクルーの人数でフリゲートってのは危険だが、我慢してもらうしかあるまい」
「全員で立って乗っていれば何とかなりやすかと。ワープの時危険でやすけどね」
SL04の隣でPunisher級を購入しLitiuraSystemに帰宅。
戦闘の経緯と狩場の情報をD9GL本部に亜空間IRCにて報告。後々で社員が
調査に向かい、狩場の横のSL00に事務所を設置、狩場用の事務所となった。

「怪我の功名って思わないとやってられんな、今回の撃沈は」
「まぁあっしらが突っ込んだDeadSpaceの難易度が6/10って高ェ数値だったそうで
 その辺調べるの忘れてたってのもアレでやしたがね、まぁ高い授業料になっちまい
 やしたが、色々勉強出来たと思えば安ぃもんでさぁね」
「しかしこの1週間で戦艦と重巡洋艦をゴミにしてしまったのは情けないな」
「金ならまた稼げばそれで済みやす」
「ま、そうだな、じゃぁとりあえず、、」
「堀りやすか」
「うむ」
Asteroidにて採掘をしていると通信部から連絡が入る。
「:元JMSのKogaratsuから亜空間通信が入ってます」
「繋いでくれ、、hmhm、、完全に地上生活に戻るから持っていた資産を売却して
 こっちに送る、と。了解だ、復帰して欲しい物だが無理強いは出来んな」
「9000万Isk近い金があっしらの口座に振り込まれやした、これでいろいろ建て直し
 が楽になりやすな、、と、JMSってのはもう復活出来ないんでやしょうな」
「まぁそれも宇宙の意思って奴だな、、、」

金策の為に採掘をする意味が無くなってしまった。
だが、普段、SkillとMissionだけでその他に行動のタスクをおいていない我々は少々
張り合いという物が無いのではと考えて生きている。やる機会はあるがやらないのでは
情けない、という事でMissionのエスクローからBluePrintCopyを買ってきた。
「副長、これを見てくれ、こいつをどう思う?」
「すごく、、大きいです、、、いや違ぇや、こいつはRavenにScorpion、Armageddon、
 Iteron-Vの図面のコピー、って随分大量に買い込んで来やしたな」
「まぁこれだけ持っていれば採掘も張り合いが出るし、Missionで手に入ったガラクタも
 安心して成仏できるだろうって事さね、副長、ホラ、ここはSL04の境界線のSystem
 であるからな、隣でやられた船乗りが買ってくれるだろうと思わぬか」
「提督も阿漕な所は相変わらずですな、その話、乗りやした。Mineral貯めやしょうぜ」

保険金でFeroxをもう1隻買いなおし暴力掘り仕様に変更、その間にガラクタ資材のみ
でIteronVを5隻生産を発令し生産開始。掘りの拠点はソロだと面倒な事が嫌いなので
確実に安全なKakakelaSystem(SL10)に拠点を設けて採掘を開始した。
VeldsparとScorditeしか出ないアステロイドであるが、まぁその他はガラクタで間に合うと
思うので何とかなるだろう。
「提督、本気掘りで何を作ろうって魂胆でやすか?」
「んー、まずはPK御用達のScorpion級でも作ろうかと思う。PKに対して商売をしてPK
 に恨みを燃やすってのもおかしな話だがマァ聞け、最終的にはやっぱり色々活動資金
 ってのは必要だからな、今はまだアレだ、臥薪嘗胆とかな、人間万事塞翁が馬とか、
 色々待つ時期であるって奴だ」
「採掘なら本気の船も買っちまった方が良かありやせん?今の時代、採掘専門の船に
 マイニングバージってぇクラスがあるんでさぁ、インダストリアル級ばりの土手っ腹面積を
 持ちながらとんでもねぇ採掘能力を持ってるって話ですぜ」
「あーアレか、、確か凄い高かった記憶が、、ってあれ?ごめんゼロ1個見間違ってた。
 何だ激安じゃないかこいつらは。とSkillがまだ私は足りないのだよ、アストロジオロジー
 とかバージシップのSkill上げないと乗れないな」
「専用採掘ビームのSkillも必要でやすな、、、まぁ先に買っておいて退っ引きならねぇ
 事にすりゃぁ自堕落な提督も諦めて勉強するんじゃぁねぇですかい?」
「だな、あいつなら、、って私か、わかった、じゃぁこの2番目の奴をピシっと購入と。
 一番の奴だとSkillが足らなさすぎだからな、何時になったら乗れるかわかった物では
 無いしDroneのSkillも上げないといかんしな、この真ん中で暫くは間に合わせよう」
「掘る勢いはまぁ普通でやすが、カーゴがでけぇですからあくせくとカーゴに移動させる
 わずらわしさってのが随分と減る事でありやしょう」
「メンタル的にはその辺が一番重要だな、カーゴ移動の忙しさで何も喋れなくなる事
 があるからな、この宇宙のマッタリ感に一番合わぬわ」


我々の当面の目標は、戦艦建造、Drone部隊強化そしてマイニングバージ搭乗だ。
社員であるがあくまでも一人で何とかなる人物に育つ為に色々やってみるのである。




続く





新恒星日誌 01

Act1
「各部署、チェック済んだか?異常は無いか?まぁ慌てるな、ゆっくり
 じっくり確認してから報告してくれ。」
「提督、クルー達もカンを取り戻すのに戸惑っとりやすが、まぁチョイと
 転がせば問題なんかありやせんぜ。そら、リアクター準備完了でさぁ、
 んだば、参りやしょうか、全周モニター異常なし、いい光景ぜよ」
「了解だ、アポカリプス級ベネルクス、ステーションより発進せよ」
「Stationから発艦許可出やした、久々に行きますぜ」

古ぼけながらも鈍い光彩を放つその黄金の城塞はTash-Murkon-Prime
からゆっくりと首をもたげ、宇宙に飛び出した。
ベネルクスの電子炉をフルパワーにし、我々はとりあえず操船技術の
コツとかカンとかを取り戻すべくステーション上宙にて、ささやかな復活祭
と戦艦軌道演習を行った。

「よし、とりあえずアレだ、初めて我々が行った場所に行こうか。。」
「方位V-11に進路修正、WarpDrive起動、総員、衝撃に備えやがれ」

初めてRookieShipで行った訳で、私が副長やその他クルー達と
行動を共にし始めたのは初の巡洋艦、Arbitlatorに乗ってからだ。
とはいえ彼らは私と会う以前も船乗りとして長い間活躍してたのだ。

宇宙は何も彼も懐かしい、周辺を警備するAmarrNavyの艦隊、
定期航海を行うキャラバン、そして40AU先に輝く、目を焦がす太陽。
そしてあの馬鹿共、、コンコルド綜合警備保障の戦艦艦隊。
私が初めて行った場所、私じゃなくても全ての、宇宙に初めて出航した
船乗りが目指す場所、アステロイドに到達した。

IDSの艦隊がアステロイドの円の中心に並び長時間の採掘を行う中、
団子にたかる蝿のようなフリゲート部隊がチョロチョロとそのおこぼれに
預かろうと、所狭しと飛び回っている。相変わらずの光景だ。

「まぁしかし、宇宙と全米を震撼させたDKSN提督と言えど、地上で
 暢気に寝っ転がっていやしたから今はただの戦闘スキルにばかり偏った
 ヘンテコ提督でやすね、また色々本読んで貰わないとあっしらがまた
 爆死するハメになりやすから、あんじょうたのんますぜ」

「まぁ待て、ヘンテコ提督とか”また爆死”とかだな、今まさに我々が
 奇跡の復活を果たして大海原に乗り出した瞬間に言われる言葉
 ではないと思うぞ副長。とりあえずな、前に地上に降りた時の反省
 というか私以下クルーの生活方針を変えるのだ。未だにPKCorp
 共の狂ったようなマンパワーには何とも歯が立たないがしかしだ、
 それでもやはりJMSの旗印を掲げたかつての自分たちを自分自身
 で裏切る訳には参らんさ、宇宙船運用は大事だが、とりあえずだ、
 砲撃Skillを停止してMissileOperation系統の充実を図ろうかと
 計画している。Agent達が投げてくる仕事も昔の報酬よりなんだか
 ゼロが1個多くなってて儲かりそうだ。BSでチマチマ岩ほじくってる事
 もまぁそれはそれで良いだろうが、戦闘機動のカンを取り戻すのが
 まず1番であるわ。その間に色々思い出せばいいさ」

「Missileも随分と取り決めが変わっまったようですぜ、Missileの連射
 やら被弾した敵機の速度が落ちる技能やら爆発半径の拡大、
 爆発速度の改善、追加して学んでおけば良い事ありそうでがす。
 さらに個別にAddvancedなカテゴリのMissileも増えやしたが、是は
 まだ、あっしらには関係の無ぇ事で御座ぇやす、まずは基本Skillを
 完全にMasterしてから、話はそれからって所でやすな」

Missileに問わずほぼ全ての火器統制Skill群は細分化され、専業化
が進んでいるようである。技能の特化を推進しキャラクターの個性を
上昇させようという努力は解るのであるが、結局時間がかかっていた事
がもっと時間がかかるようになってしまっただけだろう。

「うむ、細かい説明ご苦労。とりあえずAmarr王立大学に立ち寄って
 その辺のSkillを片っ端から購入するとしようか。と、今気が付いたが
 Lerning系SkillをまだALL5にしてなかったな、、、これも早急に5に
 しておかないと行かんわ、頭良くしておかんと何事も始まらんな」
「まぁ金があったらImplantっていう手段もありやすし、時間はまだまだ
 たっぷり残っておりやす、気長に覚えて行きやしょうぜ」



Act2

艦内を改めて見渡すとUIの改善がかなり図られている事に気が付いた。
インパネ、コンパネは随分と簡略化されながらも依然と同じ操作系統を
維持しその使用には何の問題も無さそうだ。更に艦長毎にカスタマイズ
出来る幅が広がっているので、いわゆる俺コックピットが可能である。

「提督、すげぇ時代ですよ、もうあちこちのよく解らねぇパネルをこう
 ポチポチ押してあっち行ったりこっち行ったり船を動かす時代じゃぁ
 ありゃぁしない、いまやコレ、このコンパネ1個で全部動きやすぜ。
 って全くをもって、あっしらは浦島太郎ですな」

「・・なんかこう、超未来宇宙伝説っぽい戦闘室のインテリアってのは
 無かった物なのか?しち面倒臭くても良いから全然読めない計器
 とか倒したら爆発しそうなレバーが沢山並んでいるとかだな、、」

「提督、どうせまたPKとか警察に撃沈されるんですからもう何でも
 ええじゃぁありやせんか、何も無い方が怪我も軽いですぜ」

「”どうせ”ってオイコラ、、、、ふふ、副長に悪態付かれるタイミングも
 何だか思い出して来たな、、、、ふふ」
「へっ、、、提督、あんじょう頼んますよ」
「、、、ありがとう」

最も驚くべき事は操船、生活、戦闘においての詳細な手順説明を
してくれるTutrialSystemが完全日本語だった。
いい時代になった物だホント、昔だったら辞書片手に聞きなれない
QueensEnglishを調べて調べている間に爆死とかしてた物であるわ。
まぁ私はその辺をさすがに覚えているし画面鬱陶しいので消したが。

Emurayurの大学にて一通りのSkillを入手したのでこれをTashの
倉庫に放り込んできた。とりあえずAgent達から仕事でも貰おう。
帝國領も最近は随分と物騒に成ったらしい。SolarSystemには
どこもかしこも幾つかのPiratesの拠点が出来上がっていたり、また
宿敵というか我々Amarrianからすれば劣等民族であるGallente
やMinmatarの前哨基地である隠れStarGateなんて危なっかしい
物もポッポコと設置されているそうだ。ああ是が宇宙に冠たるAmarr
の姿であろうか。和平条約を結んで星間戦争を辞めたとはいえ、
水面下でグリグリと攻め込まれているではないか。
やはり私が戻ってきて正解だったようだ、私が戻ってきたからには、
GallとかMinmとかPirateとか、もう全部まとめてぶっ殺す。

「提督、うちのD9GLは殆どGallとMinmですぜ」
「あ、、ゴホッゴホッ、、」

そんなこんな、ってどんなか解らんが、我々はLv2のAgentからKill
Missionを受け取って肩慣らしに行く事にした。こっちは戦艦であるし
どう考えても、それこそデッキから離れてラウンジでQuefe飲みながら
爆睡でもしない限りは撃沈されないはずである。
Tash-Murkon-Prime近郊に拠点を持つSanshaの奴らを適当に
蹴散らして来いというのでベネルクスにて急行。

「PiratesRats6機を確認、物凄い勢いで突っ込んで来やす。
 この風景も昔に随分アステロイドで拝んで来やしたなぁ」
「まったくだ、じゃ、とりあえず全砲門、全ミサイル起動せよ、適当に
 自由射撃開始。この距離なら無傷で全機撃墜だろう」

砲戦距離90kmから4分間、延々とLaserを撃ち続け、カーゴ回収
が馬鹿馬鹿しい位の距離にて戦闘は終了した。
Lv2のMissionは本来CruiserClassが担当する仕事であるから、
なんとも歯ごたえの無い戦闘であるのは致し方ない。
Lv3Missionは戦艦か、または新技術により出現した戦闘巡洋艦
が担当、Lv4のMissionとなると戦艦でも歯が立たないので今度は
艦隊を組んで難敵に立ち向かって行くそうである。
そんな難敵を自分の直轄領内にまで入れてくるんじゃない。

「とっととLv3Missionと言いたい所であるが、暫くはLv2Missionを
 こなして金をためつつStandingも上げていこうかと思う」
「ようおすな、領内で顔が利くようになれば出合った事も無い奴らに
 も仲良く出来たり直接仕事をしている会社とよろしくやっていけたり
 良い事尽くめでやすよ、このベネルクスも戦艦でありながら装備は
 まだまだヒヨッコのパッパラパーでありやすし、その辺の設備投資資金
 も貯めない訳には参りやせん」



Act3

で、もう戦艦にカビが生えるくらいLv2Missionをこなしまくった。
しかし作戦成功報酬に敵機撃墜のBounty、さらにカーゴ回収による
ガラクタ溶解で得たMineralの売り上げを全部ひっくるめて報酬だと
考えると、10回もMissionを行っていれば数百万Iskもの儲けになる
というのは凄いことだ。戦艦でMissionしとるので脚が遅い、これが
Mission連続して請け負う時の大幅なLossになっているんで本来の
CruiserやBattleCruiseで遂行するならばもっと多額の報酬を同じ
時間で入手する事も不可能ではないだろう。
戦艦と彼らの火力の差は歴然としているのであるが、小回りと高速
性能を盾に突撃戦闘をするのが基本なので何とかなるはずである。

「提督、また何か考えておりやすでしょう」
「ああ、でも今回はまともだぞ、ホントだぞ、Lv2Missionは巡洋艦や
 戦闘、、いや重巡洋艦って言った方がしっくりくるな、まぁソレらで
 行ったほうが良いなって事だ。で、金も結構貯まったことだし副長、
 装備を一新して、ここは一つ我々は」

「Lv3Missionに行こうかと考えているがどうか、と言いいやすな」

「Lv3Missionに行こうかと考えているがどうか、、、、はっ!副長、
 よく解ったな。その通りだ、戦艦をいたづらに勝てる相手にばかり
 使うのは何とも情けない話じゃないか副長。やはり銀河英雄と
 言う者はだ、こう自分よりも強かったり圧倒的な数の敵宇宙船
 を目の前に正義の鉄拳を振り下ろすものだろう、だから、だ、
 本当の戦いをしようじゃぁないか」

「提督、それはちょっと生き急ぎ、いや提督の場合は死に急ぎすぎ
 じゃぁござんせんか?戦艦乗ってるからLv3ってのは道理でやす
 がしかし、操船の王道としちゃぁ戦艦降りて巡洋艦で互角の戦闘
 をして慣れてからの方が装備の面でももっと熟考出来やがる様に
 なるって寸法だとあっしは思いやすよ」

「おお、なんか凄いマトモな発言だな副長、マジレスされるとぐうの音
 も出ないわ。解った、んでは適当にArbitlatorでも買ってみてDrone
 も交えて今一度戦闘機動を復習する事にしようか、、Droneの存在
 をすっかり忘れていたな。こいつらも相当進化してるのか?」

「へい、Droneも更なる技能特化が図られてやすよ、気張って学習
 すりゃぁ下手な重フリゲートよりも頼りになるって話でありやす」

で、DroneのSkill群を見てるとこれらを完全にマスターすれば恐ろしい
戦闘機部隊を操ることが可能だと理解したのでSkillを大人買い。
そしてArbitlator購入。Amarrでは今はArmorTankという増加装甲
の化け物の様な艦船設計がメジャーだそうで、どうやら増加装甲に
あった速度低下というペナルティが無くなっているかららしい。
私も買った巡洋艦に1600mmの装甲をグルグル巻きにして一通りの
装備をそろえた。軽空母の癖に下手な重巡洋艦よりも強そうだ。

「提督、AgentからGallenteのNavyを叩っ殺して来いって連絡が
 入っとりやすよ、海賊と違って奴さん、正規の海軍でやす、ケツに
 気合入れてかからんとあっという間に轟沈ですぜ」
「うむ、Amarrの繁栄と威信を守る戦いって言うのはこういう作戦を
 いうのだな、早速巡洋艦で突撃だ、MissileにDroneもあるから
 大体何とかなるだろ?ぱぱぱっと撃ち倒してQuafe割りで乾杯と
 行こうじゃないか、副長、北北西に進路を取れ!」

20分後、パパパッとDroneを全滅させられ、巡洋艦火達磨。

「提督、こりゃぁやばいってもんじゃぁありやせんぜ、装甲が全損、
 とっと退避しちまわねぇとまたあの玉子みてぇな乗り物にのる羽目
 になっちまいやすよ。ホラ、Missile発射ボタン連打してないで」
「ええい畜生と思いつつもさすがは正規の海軍だな、、フリゲート
 を全滅させたところまでは予想通りだったがまさか、クルーザー
 が2000m以内にまとめて追加されるとは思わなんだぞ、、まぁ
 いい、体勢を整えて雪辱だ!WarpDrive起動、Stationに戻る」

WarpDriveがActiveになり、一気に加速する。
ShieldもArmorもとっくに無くなって、Hullもあと一発食らったら
大爆発轟沈寸前の状態だ。我々はギリギリでワープに入る事に
成功した。その時、ヒョロヒョロと飛んできた敵のSmallレールガン
の弾丸がペチっという音と共に我々の巡洋艦のHullを貫いた。



Act4

「副長、今の音はなんだ」
「へぇ、どうやらとどめの一発が当たっちまったようで、ほらアソコ、
 弾丸がギュルギュルと物凄い音を立てて突っ込んでおりやす」
「副長、つまりは、なんだ」
「提督、もう喋ってるヒマも無ぇですから、さ、ポッドに行きやしょう」
「Amarr戦闘艦のリーチを生かす事の出来ない戦場、増えたな」
「まぁ今までのアドバンテージがありすぎたって事なんでやしょうな」

Arbitlator、Warpの真っ最中に爆散。

「提督、お言葉ではありやすが、結局”また爆死”しやしたぜ」
「ゲホッ、、世知辛い世の中になった物よのお副長、仕方ない、
 こんな作戦で巡洋艦沈めているようでは戦艦でウマーするのは
 まだまだ先にせねばならんなぁ。しかし巡洋艦でもあの作戦は
 少々きついぞ、フリゲート17隻にクルーザー3隻まとめて相手に
 するには上位の船が必要だと思わぬか」

「まぁ上手に操船すれば、、いや何でも御座ぇやせん、ですなぁ、
 ここは一つ、大枚叩く事になりやすが、重巡洋艦なんて買うって
 のはどですかでん?」
「何語だよそれは、どれどれBattleCruiserっと、出た出た。うお
 高いなコレは。2400万Iskか、、その分硬いし随分といじり甲斐
 のありそうな船だな、、よし、決めた。というかもう買った」

我々はAmarrのBattleCruiserを購入してとりあえずな武装を
満載、そしてさらに新兵器というか新道具のトラクタービームを
装備してみた。どれ位便利な道具かというと射程20km以内の
カーゴなら磁石の力だ鋼鉄ジーグ違う磁石で引っ張る事が可能
だという夢の超時空王様のアイディア。良い時代だとつくづく思う。

で、さっきのMissionをAmarr船のLaserの暴力的砲撃にて遂行
しトラクタービームで回収。おお良い感じだ、、、
「しかしだ副長、Missileが1回しか撃てないじゃないかこの船は。
 船というか、なんかこう東京銘菓ひよこじゃないか。むしろだ、
 MallerとApocarypsが結婚して子供生んだらこんな形だろうな」

「何を訳解んねぇ事言ってやがんですか提督、ひよこは実は東京
 の名物お菓子じゃないらしいでやすがね、ってまぁAmarrの船
 でがす、っていうやる気満々な船でやすからね、Missileをもう
 狂った様に撃ちてぇって算段なら、CardariのFeroxって重巡が
 提督なら気に入るかと思いやすよ」

忙しい話だが、Stationに取って返してAmarrのソレを速攻売却。
新たにCardariのソレを購入してこれでもかとばかりにミサイルポッド
を5基設置。残った2基のベイにトラクタービーム。このトラクター
はあまりに便利過ぎて魔物に取り付かれたように設置してしまう。
お陰で火力が削減されてしまうんだが、カーゴ回収のあの面倒な
タイムロスを全解決してくれるから、背に腹は帰られないのである。

我々はこの重巡Ferox「千歳烏山」にて再びLv2のMissionを
これでもかと決着させ続けた。お陰で、まだギリギリ大丈夫では
あるのだがMinmatarとGallenteから完全にそっぽを向かれる状態
になり、あと3歩、いや2歩でStation立ち入り禁止になりそうだ。
私の所属するD9GLはGallente方面の色が強いんであまり無茶
をすると本社に戻れない離島の支店長になってしまう。
いやまぁ今でも私はD9GLのTash-Murkon南部支店長であるが。


「提督、そろそろ引越ししとかないと相当危ない事になりそうですぜ」
「同感だ、Amarrにはもうこれ以上の義理立てする必要も無いし
 一切合財まとめてD9本社に引っ越そう、と、なんだIndustrial級
 も新型が出ているではないか。購買、と」
「Bestowerに毛の生えた程度の速力改善された奴でやすなぁ、
 まぁちょっと速いからってPKに見つかったら死ぬ時は死にやすよ」
「構わんさ、この滑らかさ、踏んづけたら緑色の汁でも出そうな
 エロティックかつアマーリズム全開なデザインが良いじゃぁないか
 あぁそうだ、Amarrの領空ともお別れって事で、折角だからな、
 Lv3のMissionでもちょいとやって最後を締めくくろうではないか。
 大丈夫、ちょっと見物して蹴散らして帰宅だ。Mission完遂とか
 強引な方法とかしないから安心しろ」

「提督、あっしは今日は何やら嫌な予感がしやすぜ、なんかこう
 胸に風穴が開いちまったような、落ち着かねぇ気分でさぁ、
 提督、本当に行くんですかい?」
「まぁ案ずるな、腐っても戦艦だ、回避起動を取ってWarpOutする
 ヒマなんざ幾らでも出来ようものだ。んじゃぁちょっとエージェントの
 所に行って仕事貰ってくるから、副長はコンパネでも磨いていろ」

「あー、行っちまったよ。今のうちにポッドの電源でも入れちまおう」




Act5

エージェントから貰った仕事は対Gallenteの連続Missionだ。
連続Missionつうのは仕事がシナリオを持っており、段々と話を
戦闘して繋げていくのだ。今回はGallenteの隠されたStargate
を見つけ出し、それを運搬中のコンボイを全滅させる為に航路を
発見しなければならない。まずは近所の前哨基地を強襲して
捕虜を捕って来るようエージェントから頼まれた。

我々は装備を整え、ミサイルも贅沢にクルーズミサイルを装備。
これで敵のクルーザー何ざ片っ端からデブリと糞の塊である。
Amarr戦艦ここにありと言わしめる為に贅沢に1600mmPlate
を4枚もグルグル巻きにしてArmorは19000、6m40cmの装甲
ってのがどうにも凄い。安心安全勝利間違いなしって事で早速
ワープドライブ起動、目的の宙域に到達した。

「副長、周辺にレーダー反応は無いか?敵がおらんぞ。アステロイド
 にはGallenteの採掘設備があるな、稼動はしているようだから
 防衛部隊が居てもおかしくはないんだが、、よし、採掘設備に
 クルーズミサイルを発射、敵艦隊を炙り出せ」
「提督が一通り喋り終わったんで言いますがね、これ罠でやすよ、
 子供でも良く解りやすって。施設に向けてちょっと近づいた途端
 にGallenteの野郎共がわんさと襲い掛かって来やすぜ、ここは
 冷静に行きましょうや」

気が付いたらクルーズミサイルの発射ボタンを押していたわけで、
副長の言う通り周囲15km以内にとんでもない数のフリゲート、
私の大嫌いなGallenteの重フリゲートであるトリスタンを含めた
十数隻がいきなり出現、戦艦を囲んで攻撃をして来た。
「Droneアルファ中隊に援護を指令しろ、周辺の敵機との距離
 を離しつつ中口径レーザーを逐次射撃、クルーズミサイルは
 当たっても雑魚には大した効き目が無くなったらしいからな、
 勿体無いから温存しとけ、以上、戦闘開始!」
「提督、なんかDroneの奴ら、とっくに全滅してやした。あーあと
 当然なんでやすけどフリゲートの方が脚が速いでやすから
 こっちが頑張っても距離が離れやしませんぜ、、、、っと、、
 電子情報部から報告、あーあ、提督、やられちまいましたよ、
 目の前をブンブン飛んでるあの雑魚フリゲート、あいつらに
 あっしら、どうやらStasisWebをぶっ掛けられちまったようですぜ」

ガクーンと秒速40mまで速度の落っこちた我々のベネルクスは
もはやアフターバーナーでぶっ飛ばしてもどうにもならなくなった。
ならば撃ち倒すまでと全砲門が火を噴くがいかんせん最短射程
が無さ過ぎる。Amarrの悲劇此処に。
「副長、何とかならぬ物かな、このままだと戦艦が轟沈するぞ」
「とっとと逃げ帰りやしょう、機関室、WarpDrive-Active」
「:こちら機関部、WarpDriveもやられました。もうだめっすね」
「と、そんな状況らしいですぜ提督、覚悟決めましょうや」
「この私もとうとう初の戦艦被・撃沈になってしまうのか、、、」
「まぁ保険も入って居りやすから少しは気楽に行きやしょうぜ」

ポッドにクルーが乗り込むのを確認しドアを閉じる。
20秒後、Amarrの威信の象徴であるその巨大戦艦は傾斜しつつ
大爆発、宇宙のゴミとなった。

「あーあ、、こういうの見る時にだな、やっぱり我々はでっかい財布
 に乗って旅をしているのだという事を再認識させられる物だな」
「全財産で高級な船を買ってすぐ沈めて全財産失うよかマシですぜ」

「まぁまだ資金は死ぬほどあるし保険も下りるしな、何よりドックに
 重巡洋艦が待っている訳だしな、今日のことなど適当にパッと
 忘れてとっとと引越でもしようじゃないか、ドックに帰還だ」
「へいへい」


虫系IDSのSigilに道具を満載してJITAに荷物を置いて戻って片道
1時間。まぁIDSはカスタマイズしてMAX740m/secでる様にして
あるから速いのだ。Feroxに乗り換えてこれも一応カスタマイズし
MAX500m/sec出るようにはした。今度は片道だから文句言わん。
JITA、、なんだこの人間の数は。Localで200人超えとる。
我々のTash-Murkon-Primeは45人で今日は多いなぁと寝言
を言っていたのは一体なんだったのかって位に人が多すぎる。
多すぎて私は呆れてしまったのでJITAに来たその日のうちに引越。

「提督、面倒だから簡単に決めておくんなましよ、まぁJITAには
 気に入ったAgentが全然居ねぇってのも大問題でありやしたが
 あまり辺鄙な場所だといろいろ面倒ですぜ」

「うむ、探しているのだよ、我々のパレスチナを、、、お、此処など
 良いではないか、SL0.5だがCardari海軍基地だ。近くのStation
 には研究と生産の設備が整っている。海軍基地で保険加入
 も受け付けているしベストなロケーションだとは思わぬか」

「SL0.4に突っ込むようなMission請け負わないなら何でも構いやせん」
「銀河英雄というのはだな、、いやなんでもない。では此処を我々
 の新たな拠点かつ、D9GL西部辺境出張所としよう」

新たな拠点の場所はLitiura-Systemだ。
Mapで確認してくれればその辺境具合が良くわかるだろう、隣の
SystemじゃぁPKが連日のようにPodをぶっ壊して殺人をしている。

「提督、、、Amarrの仕事ばっかりしてると危ねぇって言うから北部
 に引っ越して来たのにCardariから仕事貰ってたら何の意味も
 ありゃぁしねぇんじゃ無ェですかい?」

「すまん今思い出した。いやもう面倒くさいんだもん、良いさ、
 Cardari宙域とAmarr宙域でブイブイしてれば良いさ。海軍と
 契約するって事は本格的にFactionの代理戦争を請け負うと
 いう事だろうから、もう諦めたというか開き直るしかないぞ」

「へいへい、一度決めたらテコでもMicroWarpDriveでも動かない
 お人でありやすからな、提督は。まぁ危ない時はちゃんっっっと、
 トンズラぶっこいてくれるって約束して下さるんなら、あっしらは
 宇宙の果てでもどこでも行きやすぜ」

「案ずるな。私はいつでもクルーの生存を考えて行動している」
「へいへい・・・」





続く


プロフィール
HN:
DKSN
性別:
男性
自己紹介:
現在個人Corpで隠居中
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