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    宇宙での 生活その他を 適当に
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恒星日誌 その8

~修羅場~


「副長、航路を方位3-3-1に取れ。Cardariの未探査宙域に突入する」
「提督、保険に入ったからって無茶はいけませんぜ、命短し恋せよ乙女ですぜ」
「恋するチャンスがある位なら宇宙には出ない。さっさとワープドライブ起動だ」

我々Augoror級クルーザー「新高山」の一行は未知の探査宙域、つまりは、
セキュリティレベル0の宙域に突入し、まだ見ぬ強力な敵艦艇を今一度確認
する為に航行を開始。前日、屈辱的撤退を強いられた宙域に向けリベンジ
を行うのだ。今回ばかりは命は捨ててある、全てを捨て、今の私に残った物は
この軽巡洋艦とクルー、そして、死に立ち向かう勇気だ。

「総員、20分で遺書を書き亜空間通信で送っておけ、ゲートを通過した直後
 から外部への通信一切これ禁止とする。諸君の健闘を祈る。勿論私にもだ」
船体が轟音を上げゲートに吸い込まれる。戦いは既に始まっている、命を散華
させる覚悟はあるが犬死する気は無い。最悪でも勝てる戦場を選択する武運
が我々にあらん事を。


「提督、ジャンプアウト完了。P3E-N宙域に到達、、、どうしやしょうか?」
「SolarSystemInfoを照合し最寄のアステロイドにワープ開始。全砲門、全支援
 システムの予備起動開始。ワープアウトと共に全周囲警戒、総員、戦闘配置!」
ワープホールの歪曲した空間の波が我々を狂気の戦場へといざなう。果たして、
この景色、生きてまた見る事は出来るだろうか。。人生最後になるかも知れない
ワープを終えると目の前にはレアメタルを贅沢に散りばめた、宝石の首飾りの様な
アステロイドが広がっている。。だが、そんな風景も次の瞬間、ただの戦場になった。

「重力波レーダーに感あり!11時上空43kmに大型戦闘艇のエネルギーを探知」
「照合の結果CardariのOsplay級巡洋艦と確認」
「敵ハードポイント合計9基にエネルギー集約を確認」
艦内が鳥かごをつついたような慌しさだ、そりゃそうだ、初めてのセキュリティ0空間の、
しかも初めての、対巡洋艦戦闘だ。だが、日頃の訓練のお陰で素晴らしく正確に、
そして素早くこちらが必要な情報を全て集め、戦闘開始の合図を待つに至った。
「提督、逃げるなら最後のチャンスですがね、とりあえず命令を」

「航宙士、最大船速で戦闘機動開始、砲戦距離を18kmに保持しつつ回避せよ。
 砲雷長、1番2番3番砲塔、最近距離の敵大巡に照準、ロック完了と同時に全力
 で射撃を開始、他の敵艦との距離を比較し、最も距離のせばまったターゲットに
 随時攻撃を移行せよ。機関長それに整備班長、シールドブースター起動開始、
 不測の事態に備えアーマーリペアシステムスタンバイ」
艦内が非常灯に切り替わる。皆の血色が変わる。
「探査室より報告、10秒後に150mm連装レールガンの攻撃、来ます」

私は深く息を吸い、そして言葉を吐いた。
「攻撃開始」
我々は宇宙海賊に正義の剣を振り下ろした。




私の一声で巡洋艦は殺戮の炎を撒き散らす鋼鉄の要塞と化した。
もはや後には戻れない。勝利か、死だ。
オペレーションパネルの端に展開したOsplay級の性能諸元を参照する。シールドや
その他諸々の防衛機構はこのAugororを余裕で凌駕するのか。。だが我々には、
レーザー砲の超長距離射撃という武器がある。上手く回避機動を取りつつ砲戦距離
を一定に保てば勝機は見えるはずだ。
敵のレールガンがシールド障壁に直撃するたび、艦内は釣鐘を叩いたような衝撃が
走り回る。くそ、シェルショックになりそうだ。

「敵大巡1隻に炎柱を確認!小爆発を起こしている模様」
どうやら敵1隻のシールド障壁を完全に打ち破り本体に損傷を与え始める事が出来た
らしい、こんなオンボロでも、頑張れば戦えるという事か。
「炎上中の敵巡に攻撃を継続、砲門1基を停止、シールドブースターフル稼働」
白濁したジェネレータフィールドに包まれ、Augororはシールドを徐々に回復する。
とは言え、1発で5ゲージものシールドを持ち去る敵のレールガン、早めに1隻でも撃沈
しないと勝ち目はないのだ。

戦闘開始から5分、最初の焦りと高揚が入り混じった艦内の空気は落ち着きを取り戻し
全員が戦況を完全に、冷静に受け止め始めたとき、我々のミドルレーザーの最後の1撃
で第1目標の敵巡洋艦が大傾斜と共に爆発した。
「敵Osplay級巡洋艦1隻を撃沈!」
艦内に歓声が上がる、良いぞ、この空気、勝ち始めている。
「提督、こりゃぁ行けますぜ」
「副長の言う通りだ、我々は勝利を掴み始めている」
巡洋艦1隻を撃沈した事で敵の火力は単純に3割減った。シールドブースターが損壊する
程にフル稼働させる必要も無く、変わりに全砲門を常時フル稼働させる事が可能になった。
ただ、相変わらず1撃20ダメージ前後の強烈なレールガンは浴びているのだが。

残りの2隻に狙いを定め、我々は宇宙の深淵を駆け抜ける。
この戦い、生還出来るならば、我々は確実に強くなり、そして、この宇宙でも我々は通用
するのだという自信を胸にステーションに凱旋する事が出来るだろう。
明日を力強く生きる為に、我々は今日を死に急ぐ。

「次なる標的に全砲門を集中せよ」




敵艦隊は友軍宇宙船を1隻撃沈された事で本気になったようだ。
こちらのクルーザーに急速接近を開始し、砲戦距離は12kmまで狭まった。
「提督、機関長から報告ですぜ」
「繋げ」
「こちら機関室、どうやらエンジンが外部からの何か妨害でおかしくなってるようだ」
電子管制官の報告で、それが敵巡洋艦の妨害機器によるものと判明した。
「こちらメインデッキ、状況の打開はこちらで何とかするから引き続きエンジンを見てくれ」
「了解、カマ炊きはこのままやっとくぞ」

敵のお陰で通常の最大船速、秒速173mから一気に秒速33mまで減らされた。
敵のレールガンの最大ダメージ効果を期待できる間合いにまで一気に近づこうという
事か、そういう小手先の三文手品というか卑怯な兵法は私は嫌いであり、更に眼前
で私自身に喰らわせてくれたという事で私は怒髪天を衝く勢いで命令した。
「相手の策略に乗って敵艦隊から5kmまで接近し軌道周回開始。ボコボコにしろ」
「ボコボコにされますよ」
「じゃぁあっちをボコボコボコにすればいい」

宇宙空間での壮絶なタイマンが始まった。互いのメインデッキが見える距離での射撃だ。
一撃60ダメージのクリティカルの連発に、シールドブースターが悲鳴をあげる。
2隻目を撃沈せしめた所で敵機のエンジン駆動妨害が解けた。
「全速で距離を開けて船体ダメージを復旧せよ、全砲門、最終目標に攻撃開始」
1対1になってしまばこちらの物である。新たなる敵艦隊が出現するまで、僅かな時間しか
残されていないという事が解ったのでとりあえずアステロイドと正反対に航行を開始。
130km程までアステロイドから離れつつ、最後の敵をひきつけ、もはや敵に援軍の
助けを得られない状況で反撃開始。

こちらのフレームも相手のレールガンによってビリビリに引き裂かれているが、相手の船
もこちらのレーザーによって既に半溶解状態だ。敵の増援が143km彼方に出現を
したころ、我々は敵巡洋艦に最後の1撃を叩き込み、初の巡洋艦対決を終えた。
敵の増援艦隊はこちらの追撃を行う気は無いらしい。戦闘を終え、戦いの緊張に皆は
疲れ果てている。宇宙コーヒーをすすりつつ、戦利品を確認し、さらに巡洋艦1隻につき
2万Iskもの賞金が私の口座に振り込まれたらしい。まぁ金なんざ、今はどうでもいい。
巡洋艦艦隊と正面から撃ち合って、辛くもだが、勝利を収めた事への余韻に浸れると
いう、今、自分がこうして生き残ってそれを感じられるという事実が何よりの報酬だ。




「・・・副長、これでやっと、我々は1人前になれたかな?」
「まぁたぶん、宇宙戦士としての筆降ろしは済みやしたぜ。あぁ、あと、管制官より報告。
 亜空間通信でコンコルドからメッセージが届いています」
「・・・・再生してくれ」
「:こちらはコンコルド第7西辺境銀河防衛革命勝利艦隊統一中央指令本部、通称、第7本部だ:」
「最初から略せよ。。。」

「:この度のDKSN提督の働き、普段の貴君の行いからすれば目を疑うほどに誠に
 見事な戦いであった。よって、その功績により貴君のセキュリティステータスを微量
 であるが上昇させる事に決定した。銀河の平和に貢献した事をここに感謝する:」

「・・・航海士、方位1-8-3に進路変更、SL0.3のステーションに寄港する。ご苦労だった」

我々は生き残る事で、新たな死に場所を手に入れた。

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恒星日誌 その7

「提督、これ溶かして売れば目標金額に到達しやすぜ」
副長に声をかけられコンテナ船の仮眠所で眼を覚ます。空母撃沈からはや数日、
我々はあの日の落胆から早々に立ち直り、次なるクルーザー購入の為に馬車馬の
如く働いていた。そして丁度1週間後の今日、300万Iskを蓄財したので新しい
クルーザーを買う事にした。OMEN級はデザインがかなり頂けなく、またMallar級
は700万Isk以上する相場なので手が出ない、空母はまたミサイル積んで味方を
アボーンすると怖いので敬遠、というわけで、Augorurとか何とかいう重装甲おに
ぎり巡洋艦を購入した。ショップの親父の顔面に300万Iskを投げつけると早速
ドックでご対面、とりあえずデザインがかっこ悪いのは置いといてアッセンブルし
起動。提督復活。

「副長、さっそくだがセキュリティレベル0.5とか0.4とか0.3とか0.2に逝くぞ」
「提督、保険契約してからにしやしょうぜ」
「漢は漢として戦う時、保険に入らない」
保険に入らずEmrayur宙域を飛び出してとりあえず危険宙域であるPayeで慣らし
運転戦闘開始。まぁここではクルーザーに脅威を与えるレベルの敵は出ない。Sansha’sScavangerがポロポロ出てくるが全て轟沈。
なれた所でセキュリティレベル0.4のSagain星系にジャンプ。
とりあえず真剣勝負をやりにアステロイドにGOだ。

「提督、前方32km上方に敵宇宙船2隻出現」
「全砲門開け、シールドブースター起動、空間戦闘用意」
3門のレーザーが敵艦船、Sansha'sSlaveHunterに照準を合わせる。こいつらは
かなり厄介な敵で、ミサイルポッドを2門積んでおり、その連射速度は非常に
だ。以前戦って非常に痛い目にあっているので今回は装備品にシールドブースター
を1基搭載した。
これを起動しっぱなしにする事で2秒毎に20ゲージ分のシールドを回復する。
レーザー3門にシールドブースターを起動するとあっという間に敵前でエンスト
を起こすのでスモールスロットにはこれも新たにエネルギーブースターを装備し
メインエネルギー回復速度を80%アップ。ただ代わりにシールド回復速度が
なんと100%もダウンしてしまう。(この状態でシールド完全回復に16分
くらいかかる)エネルギーの驚異的な回復力をもってすればシールドブースター
で超高速回復出来るので全く問題は無い。

「提督、誰に説明してるか知りやせんが、細かい指示をお願いしますや」
「敵と5000m距離を取りつつ同航戦をしろ、懐に飛び込まれるとレーザーは
分が悪いからな、クルクル周ってろ」

敵SlaveHunterの連装ミサイルポッド、しかも2機、それらから計20発ほど
ミサイルを喰らってしまったが、戦闘終了までに敵は私のシールドを完全に破る
事は出来なかった。いや、半分も減らす事は出来なかった。ブースター万歳。

「提督、コガラツ、イブマサ10の両船長から艦隊組んで戦闘でウマーしようぜ
と連絡が入ってますぜ」
「よし、同宙域に行って艦隊組んでウマーしろ」
「アイアイサ」

さて、3隻でちょっとオシャレなスターフリートとなった我々は再びSagain宙域
に突撃。コガラツ船長はGallenteフリゲートのImicus級、イブマサ10船長は
AmarrのPunisher級。どれだけ戦えるのかは装備品が謎なので解からんけど3人
で戦うから何とかなるじゃろと敵艦隊に突撃開始。相手はRavener4隻。

数分後、コガラツ船長のImicus級が半壊して火をボーボー噴いている。
危ないなぁもう。イブマサ10船長は私の近辺から余裕のある砲戦距離を取って
いたのでほとんど無傷。コガラツ船長所有のドローンは、航続距離がまだ
短いので自らも接近しないと駄目っぽかった。これは今後淘汰されるだろう。

3隻で1時間位戦闘をしただろうか、まぁまた今度集まってウマーしようぜ、と
約束し解散。その後イブマサ10船長との約束をすっぽかしてしまい、ちょっと
罪悪感にかられた私DKSN、罪滅ぼしの為に自らに苦行を与えようと、Legion探査
旅行ついでにセキュリティレベル0.1の宙域に喧嘩旅行。尚、死して屍拾う者無し。

Minmatarの勢力圏内であるMetropolisLegion、この辺りをグルグルと周回し市場
調査を行った。宇宙船安い。まぁどうでも良いさ、本命の戦闘だオラー。

未知の星系におけるまだ見ぬ敵に対し、突撃開始。
漢は戦う時と場所は選ばない。
恒星日誌 その6

「敵機だ」
コガラツの奴隷船:業務上過失致死号:から亜空間通信が入り、今日で5回目の迎撃戦闘を
開始。そう、Paye星系にいた私はコガラツ船長を招集して未知の鉱物原石Omberの採掘をしていた。
という横で私は迎撃をしつつさらに未知の鉱物原石Kerniteの採掘をしていた。
ミドルレーザーをSansha'sRavenerにロックしてミサイルも固定、発射。この宙域に存在する敵機
で私を撃沈できる物は居ない。こうして誰かを護衛しつつ高価な鉱石を採掘するという計画を今後も
推し進めてみんなで裕福で豊かな老後の大樹終身プランだ周恩来先生万歳と思っていた。

「提督、ミサイルの軌道がおかしいですぜ」
「電波が悪いのか。。?」
敵宇宙海賊の雑魚もさるもの、先ほどの戦闘では贅沢にも私のミサイルに対しDefenderMissile、
つまりAntiBalisticMissile、ミサイル迎撃ミサイルを放ちやがり1発900Iskのミサイルを壊してくれた。
まぁどうでも良いが。

とりあえずその変な軌道のミサイルは、コガラツの奴隷船の左舷中央に直撃したらしい。私はそんな事も
知らず、というか完全に敵機のミサイルが被弾したと思っていたのでそいつらを壊滅させる事に夢中だった。
実際は私のミサイルが、コガラツの奴隷船のシールドを半分持っていったらしい。

「敵機全滅、提督、なんか警察がワープアウトして来やしたぜ」
「お、たまには良い事したから警察から表彰されて金一封だな」
「どうやら全然違うみたいですぜ、何だか奴等、いつもの様に物凄い怒ってやす」
「こちらコンコルド宇宙警察、DKSN提督、オマエは二度ならず三度も善良な一般航宙士の船体に
 被害を及ぼしてくれた。いつもの事だが我々は容赦しない、よって貴艦をこの場にて撃沈する」

オイオイどういう事だよ(この時点でもまだ私のミサイルが原因と知らない)と状況を確認するまでも
無く、私のワープエンジンは機能停止、また通常エンジンも75%の機能を殺されて制御不能となった。
ワープブーストスタピライザーを装備していたらば、この場から逃走する事に成功したであろう。まぁ全ては
後の祭りだ。状況が全然掴めず、?マークが頭を支配する中、私の空母は盛大な爆発と共に宙域に消えた。
脱出カプセルの中で反省会。反省もクソも無いんだが。

「提督、ミサイルは意外にヤバイですぜ、」
「うーむ、ミサイルの誘導航路上に存在する物体に対して無差別に激突するというのはこれは致命的だな。。」
「提督、350万Iskがたった2日で吹き飛んじまいやしたね」
「まぁ金なんざ何時でも稼げるし休日寝掘りで150万Iskは固いからOKだ」

今回はミサイルの中で1番威力の低く、誘導性能も悪いターゲットミサイルだったので被害は少なくて
済んだのだが、これが巡航ミサイルや宇宙魚雷だったとしたら、恐らくコガラツの奴隷船も共に轟沈して
いただろう。脱出カプセルの中で無き物にされた空母の事で感傷にふけつつも、Amarr陣営の宇宙船の
中途半端で微妙な駄目スペックに呆れつつ、Gallente宇宙船に対してスキルで熱いラブコールを送り始めたのだった。

「副長、今度は700万Isk貯めてGallenteのThorax級に乗るからそう思え」
「2日で沈まないなら何でも乗りますぜ」
とりあえず、セキュリティレベル0.6でも警察が大きなお世話で急行してくる仕様には少々ゲンナリしてしまった。
もしや、艦隊、Gangを組んでいたらダメージは相手には無かったのでは?という新たな疑問も生まれた。


神から与えられる試練はいつも突然で、そして、いつも厳しい。
恒星日誌 その5

#警報警報・前方120kmに武装艦船を確認#コンピュータの電子音声が艦内に響く。
この辺りはしょっちゅうこの警報だ。
「提督、前方にシャサンの宇宙海賊戦闘艇2隻を確認、こっちに向かって物凄い勢いで
突っ走って来やす、どうしやす?」
「副長、ミサイル戦闘用意。1番~3番砲台照準開始」

私の愛機「黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)号」には強力なミサイルポッドを贅沢に三基ドカリと
搭載してある。これの一斉射撃にて宇宙に巣食う極悪非道なスペースドキュン共をチリに
してやるのだ。私の射撃合図により1機のShasansMinionに向けて三発の対宙ミサイルが
敵機に向かって飛んでゆく。三発のうち二発はEMPミサイルだ、敵のシールドを一気に引き
剥がして三発目の爆裂弾により大ダメージを与えてやる。
案の定二発のミサイルで計100ダメージを受け、シールドをシールドを失いもんどりうった
敵機に三発目のミサイルが炸裂。
「敵1隻を轟沈、2隻目の照準完了、提督、どうしやす?」
「どうするも何もミサイル連続射撃開始」

今回は長時間宇宙空間に滞在して戦闘を行う為にペイロードには80発の予備ミサイルを
仕込んである。1発750Iskなんでかなり高い買い物だぞ。続く2隻目も同じようにすっ転んで
爆死させ、アイテム回収にいそしむ。良い感じにアイテムが手に入りとりあえず赤字は免れそうだ。
「提督、左舷前方50kmに誰かさんの忘れていったドローンが浮いてやす」
「ドローンに接近、頂いておけ」
ドローンは主人のコントロールを外れると停止してしまい、ゲットする事ができる。
「回収を。。いや、ちょっと待て、副長、ドローンにロックオン」
「提督、そいつは悪い冗談ですぜ」

「大丈夫、誰の物でも無いなら壊しても怒られない、ドローンがミサイルで破壊できるかどうか
テストしたいのだ、ミサイル発射」この1発が、後に全銀河を巻き込む大戦争への引き金となる

ドローンにミサイルが当たったか外れたかどうか確認する前に、ミサイル発射の直後、周辺に
数隻からなる艦隊がワープアウト。

「こちらコンコルド警備保障アステロイド警戒艦隊。DKSN提督に告ぐ、貴艦は善良な宇宙
 平民の置いていった無抵抗なドローンに攻撃をしている。速やかに停船し我々の指示に従う事。
 抵抗する場合は撃沈する、抵抗しなくて撃沈する」
たかだかドローン1機に5隻からなる宇宙警察の艦隊がやってくるとは、奴ら相当ヒマをもてあまして
るのだろうか。まぁとにかく私は犯罪行為を犯してしまったのだ。


「ほら提督言わんこっちゃない、あっしは死にたくないですぜ」
「副長、漢なら振り向いちゃいけないよな?ミサイル射撃準備」
「提督、言ってる意味が全然わかりやせん」

宇宙英雄なら誰しも1度は経験したであろう、宇宙警察との壮絶なバトル。これは神が私に与え
賜うた試練なのだ、つまり私は全銀河の宇宙戦士の中から選ばれたと断定して良いだろう。
そう、今私は英雄になる資格を得たのだ。

「提督、今度はどこの電波を受信してるんです?」
「うるさいなぁ、良いトコなんだよ」

「戦闘開始、俺とオマエは星になりつつ英雄の階段を登るのだ」
「提督、人間の解る言葉で喋ってください」
「一緒にクローンで生き返った後で新聞を読んで自分が死んだ事を確認しましょうと言ってるんだ、
 パトカー1機にロックオンの後発射」
「へいへい。。履歴書に傷が付くのは金輪際勘弁して欲しいですぜ、提督」

話のわかる副長の指示で3発のミサイルが宇宙パトカーに命中する。
だがしかしさすがは宇宙警察、あと6発ほど打ち込まないと撃沈出来そうに無い。
と敵に感心している場合ではないな。
「副長追いすがる他の宇宙刑事にもロックオンしておけ」
「提督、そんな余裕無いかもしれやせん、この艦は警察のワープスクランブラーの圏内に入りやした。
 ワープで振り切れませんぜ」
ワープスクランブラー、290世紀のハイパージャンプをEMPで妨げる事により、相手の逃亡手段を奪い
とる電子戦闘機器である。ワープスクランブルキャンセラーを装着していない私の宇宙船はこれでも
逃げられない。いや逃げない。ぶっ殺す!とか色々やってるうちに宇宙刑事の船4隻を藻屑にしてやった。
あと1隻。


「提督、言いにくいんすけどね」
「副長、私とオマエの仲だ、隠し事はするな」

「ミサイルがもうありません」

オーマイブッダ、嗚呼何と言う事か。
あとミサイルが4発、いや3発で良い、3発あれば最後に残った宇宙警部の乗った旗艦を
チリに出来る物を。。。。

「副長、仕方ない。降伏すると打電しろ」
「提督、今更白々しい事を言うなと怒られやした、覚悟決めやしょう」
「えぇぃ、仕方ない。総員、脱出カプセル内で待機」
「提督、こういう時提督っていう生き物は艦と運命を共にするらしいですぜ」
「バカな事を言ってないでカプセルに入っとけ」

みんなで仲良くカプセルに入り、次は勝つと全員でエイエイオーをしていたら、宇宙船は木っ端
みじんこに吹き飛んだ。その瞬間に意識が飛んで病院で眼を覚ます。

「提督、気が付きやしたね」
横には殺したはずの宇宙刑事共も並んでる。なんか物凄い怒り顔だが。。はて。。?
「はて?とか思ってるんじゃない、今度やったらクローン毎吹き飛ばすぞ」
「今のうちに言えるだけ喧嘩文句を並べてやがれ、今度は全滅にさせてやるからな」

とうとう警察と全面戦争を決意した株式会社JMS社長DKSN
個人の戦いは組織に責任が及ばないとは云え、いったいどうするのか。
そして、銀河英雄への道は一体何処にあるのか。

恒星日誌 その4

疲れ眼でバンテリンのお世話になりつつも教練書を熟読し、そしてとうとう私は
インダストリアル級のコンテナ輸送船を購入した、ってのはもう先日誰かに色々
と話しすぎて誰に話したかすっかり忘れている。んで我がインダストリアル級1番艦
「黄泉比良坂」を操りエムライアⅥ番星のアステロイドベルトにこれでもかとアフター
バーナー3基を全開にして超時空大急ぎ。

ベルトについたら着いたでブルジョア野郎共のインダストリアルがPyroxeresをガンガン
ガリガリと採掘中。個人的にPyroxeresよりScordite岩石を採掘して精製したほうが、
効率というか総合的な金額は大きい気がしてならないので私は誰も見向きもしない
Scorditeをほぼ寝落ち気味に採掘開始。横では貧乏な労働者達が日銭を稼ぐべく、
最低ランクの岩石、Veldsparを必死に掘っている。

おやおや労働者諸君ご苦労様オホホとワイングラス片手に私は全長1kmの広い宇宙船
の中でニダニダ笑いながら採掘してたのは言うまでも無い。
どれ位寝ただろうか、宇宙船の中央制御室のパネルがヨダレでべたべたになりつつ、
キーに顔をうずめていたのでほっぺたにEnterの文字がくっきり付着。

「副長、カーゴベイの中はどーなってる?」
「提督、一杯一杯ですぜ、さっき指で数えたら50k近いScordite岩石が採掘出来てやした、
 一旦あっしらのスティションに帰って売り払っちまいやしょうぜ」
50kものScorditeをステーションにて一生懸命超時空遠心分離溶鉱炉に転がして溶かす
と2種類の鉱物が物凄い量に。

50kのScorditeを精製、換金する事で270,000Iskもの資金を一気にボロ稼ぎする事は出来た。
寝落ち掘りマンセー、いっしょに時間のかかるスキルも習得が可能だし宇宙は安全安心
オカモトゴムだしでいい事ずくめだよ父さん。1人で寝落ち掘り、まぁ上記の如きボロさ加減
だけどやはりアレだ、宇宙提督DKSNは思う訳だ、インダストリアル1隻、採掘船2隻、護衛の
フリゲート1隻の計4隻で危険宙域に遠征掘りをしたいと思う訳だ、最初の遠征計画としては。
私が私個人で計画しているのは、私の宇宙空母に採掘部隊の
ドローンをオラこれでもか止めて子宮が裂ける流産拳鬼畜降ろしって位に詰め込んで、そして
ハードポイントには採掘レーザー4発を積んで超高速採掘&空間防衛。これにもう一人採掘係と、
インダストリアル級2隻。多分物凄い効率で鉱石がバリバリと蓄積されていくと希望的観測しつつ
予感しつつ断定したので実行して実感してみたいよママン。

で、ちょっと聞いてくれよ、全然関係無い話だけど。先日、ミサイル戦闘してみたんですよミサイル
戦闘、そしたらスターゲートに海賊が物凄い沢山いて全然ミサイルが足りないんです、、、ってもうええ。
ミサイルボートに特化できるフリゲートにInqusitor級ってのが居るんでバシっと購入して、ミサイルポッド
三基に12発ずつスタンダードミサイルを搭載し、とりあえず、カーゴベイにも予備のミサイルを36発居れて
宇宙を駆けて見た訳です。スタンダードミサイルってカテゴリは噴進兵器の中では宇宙で2番目に安い
部類でスペックを見た限りではびっくりするほど頼りにならない気がするのだけど、まぁ海腹川背、いや背
に腹は変えられないので購入。それでも1発の値段が750Iskですよ?それ72発ですよ72発もうアブク銭
が無かったらミサイル戦闘をしようなんて事は全然考えない。さてエムライア星系の横の星系がちょっと
安全性低いのでワープ。そこのスターゲートに飛ぶと居るわ居るわ宇宙海賊キャプテンハングックが5機。
ミサイルの射程は25km、スキルで延長ができるらしいがまぁいいか、、、

「副長、ミサイル戦闘準備、1,2,3番砲塔140度回頭、スタンダードミサイル射撃準備、海賊船三隻に
 ロックオン開始」「アイサー、スタンダード準備完了、スキャン完了、発射準備全て良し」
「自由射撃開始」

大宇宙に甲高い音と膨大な量の噴煙を残しながら秒速1000mで三発のミサイルがそれぞれの恋人に向かって
一直線に飛んでゆく。なんだ、スタンダードミサイルでもしっかりホーミングしてくれるんだなぁ、と思いながら
ボーっとしてると副長の報告が。
「3隻の海賊船に全弾命中、敵海賊船3隻のシールドを全て破壊した模様」

オオマイブッダ!一番安いEMPミサイルでもこの威力かよどういう事だジャマイカン!とりあえず海賊船3隻を
撃沈し戦後処理のアイテム回収を済ませステーションに帰還し反省会。ミサイルは強いが、撃沈するまで
ミサイルで射撃を続けるのはこれは費用対高価が悪い事がわかった。今回使用したのがEMP、つまりシールドに
対しては強力な威力を誇るミサイルだったという事もあるが、1隻を撃沈するまでに平均して三発半ほどの
ミサイルが必要だった。弱い海賊船1隻を撃沈すると1000Iskの賞金がもらえる。つまり1700Iskの赤字を出し
敵を倒しているという算段だ。
ミサイルポッドの数を減らし、最初のシールドをはがす役をさせ、あとはハイブリッドカノンなどでバカスカ撃った
方が良いかも知れない。いやまぁしかし、良い勉強になった。ミサイルが強いのは良く解った。。。


プロフィール
HN:
DKSN
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男性
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現在個人Corpで隠居中
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